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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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あづき坂合戦の事其壱

 天文十一年八月上旬の事です。


 駿河の一大勢力である新喜劇の面々が三河(現在の愛知県東部)の正田原に進出して、七段飾りをしました。


「我らは新喜劇ではない! それに七段飾りではなく、七段に陣を構えたのだ!」


 駿河と遠江とおとうみの守護大名である吉本さんが適当な事を述べた地の文に切れました。


「その吉本じゃねえよ!」


 気が短い公家気取りの今川義元は気が小さい地の文に激ギレしました。


「更にうるさい!」


 義元はしつこくボケる地の文にもう一度切れました。


 三河安祥城はかつて松平氏の居城で、そこを織田氏が攻め落として奪い取りました。


 松平家の当主である広忠は義元に救援を求め、三河を乗っ取ろうと画策していた義元は渡りに船と承諾しました。


 そして、腹黒い義元は広忠の嫡男である竹千代を人質として差し出すように告げました。


「当たり前の事だ!」


 地の文のボケをことごとく拾って切れる義元は芸人気質のようです。


「断じて違う!」


 また切れる義元です。


 

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