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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
102/2152

丹羽兵蔵御忠節の事其弐

 その怪しい一行の中に賢そうな童がいたので、兵蔵は手なずけて、


「あの人達は湯治にでも行くのかな? どちらの方なのかな?」


 とぼけて尋ねました。すると兵蔵が三河の者だと言ったので、気を許したのか、


「湯治ではありませぬ。美濃の国から大事な用を言い付かり、猿を討ち取るために上洛するのです」


 そこまで教えなくてもというくらい話してくれました。


「誰が猿だ!」


 どこかで聞きつけた左京が勝手に切れました。


 一行の名は、小池吉内、平美作、近松頼母、宮川八右衛門、野木次左衛門、その他大勢でした。


 夜になると、供回りに紛れ込んで、主だった人物に近づき、何を話しているのか聞き耳を立てると、


「公方様(足利義輝)のご決心がついて、その宿の者に仰せになれば、鉄砲で撃つのに何の面倒があろうか」


 とんでもない事を言っています。


 翌日、兵蔵は夜も明け切らないうちに先回りをして都への入り口で見張っていると、夜になって、その一行が到着しました。

 

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