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300文字小説

真夏の天敵(300文字小説)

作者: 風富来人

 梅雨が明けるとまた戦いの夏が始まる。

「お願い! 私をヤツから守って!」

 愛する妻からの願い。

 俺も一国一城の主、俺は妻を妻が忌み嫌う天敵から守らなければならない。

 ヤツは神出鬼没、いつどこから現れるかわからない。

 俺は今から戦いの準備を着々と進めている。

 侵入経路の遮断、トラップの配置、いざという時のための武器の確保などなど。

 今年も俺はヤツを妻の目の触れないところで静かに抹殺する。

 俺もできることなら無駄な殺生はしたくない。

 しかし、妻を守るためには仕方ない事だと自分に言い聞かせる。

 俺は妻に宣言した。

「今年のゴキブリ退治の準備は万端だから安心してね」




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― 新着の感想 ―
[一言] なんて、頼もしい旦那さま。>_< 胸がきゅんとします。 横浜に住んでいた時、押し入れから出した冬蒲団の間から天に召されたゴキ様が出てきて、息子と恐怖の舞をしました。 今は、ゴキブリの生息…
[一言] 日常会話で、すっごくのほほんとしましたっ! やっぱり、誰でも嫌ですよね… あの黒いもの 思い出すだけで… 執筆お疲れ様でした
2014/06/25 19:01 退会済み
管理
[一言] オチが早い段階でわかりました。何故なら俺もゴキブリに恐怖する一人だからです! ここまでの恐怖を知らない北海道民が羨ましいです。
2014/06/13 14:25 退会済み
管理
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