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映画館にて、自分達の席に見知らぬ子供が座っていた

作者: ヤスゾー
掲載日:2026/08/20

 どうも。

 最近、コーヒースクールに行ってきた、ヤスゾーです。


 美味しいコーヒーの淹れ方を教わってきました。

 そこで知ったのは、私のコーヒーの淹れ方は間違っていたということ。

 コーヒー豆の量も、その一つ。

 今までは、少なすぎたみたい。

 さっそく家に帰って、適正の量で淹れてみることに。

 すると、リビングから子どもたちの喜ぶ声……

 いや、悲鳴が聞こえてきました。


「苦っ! 何これ!」

「いつものがいい!」


 ガーン!!

 受講料払って、90分間の授業を受けてきたのに……。

 唯一褒めてくれたのは、娘の友人だけでした。


「おいしい。大丈夫です。おいしくなっています!」


 あ、ありがとう!

 その一言で報われるよ。



 さて、数多く趣味を持つヤスゾー。

 その一つが映画鑑賞です。

 今回、かなりの人気作を観るため、当日ではなく前日にチケットをとりました。

 お、いい席がとれたぞ。

 当日。

 上映開始十分前に到着。

 入場特典もゲットしたし、あとは席に着くだけ……。

 そこで、体が固まってしまいました。


 え? え?

 そこには、見も知らぬ幼い子ども二人が座っていました。

 自分のチケットをもう一度見る。

 ……合っているな。


 はっ! まさか!

 よくSNSで見かける「うちの子小さいので、席譲ってください」ってやつか!

 あかん、あかん!

 私だって昨日、わざわざ車で三十分かけて映画館に来たのよ。それでチケットとったのよ。

 簡単に譲れるわけない。

 でも、保護者がいない。

「譲ってください」の申し出るなら、保護者がいないと成り立たないはず。

 ということは、ただの間違いか?

 っていうか、保護者どこ?


「おお、子供たち。ここは我々の席あるよ。君たちの座席はここじゃないね。己のチケットを確認するがよろし」


 そう言いたい。

 が、言えない。

 いや、ある程度大きい子供なら言えた。

 でも、子供たち、七歳と五歳くらいなのよ。

 下手して泣かれても困る。

 かと言って、保護者いないし。


「どうしよう……」


 ご存じの通り、映画館の通路は狭い。

 そして、うちの夫、かなりの巨漢。

 立っているだけで通路の八割以上を占めてしまう。


「とりあえず、退散!」


 使っていない車いすスペースに避難。

 しばらく、ここで保護者が来るのを待つことに。

 ………………。

 …………。

 ……。

 来ねええぇぇぇ!!

 やばい! もう「映画泥棒」が始まっちゃったよ~!


「スタッフさん、呼ぼう!」


 私の言葉に、夫すぐに行動。

 チケットを持って、会場の外に飛び出しました。

 スタッフさん、来た!


「確かに。あそこはお客様の席です」


 そうでしょう、そうでしょう。


「ですが、あの子たちの保護者が来ないと、こちらも……」


 ダメか!

 もどかしいが、仕方がない。

 これで子供たちが騒ぎだしたら、収拾がつかなくなる。そしたら、周囲のお客様にも迷惑だ。

 そうこうしているうちに、本編が始まってしまった。ぎゃー。


「立って映画観るの、初めて」

「なんか楽しいね」


 うちの子たち、この状況を楽しむ。

 ちなみに、私は立見席で映画を観たことがあるぜ。※映画『タイタ〇ック』

 さらに言うと、通路を座席代わりにして観たこともあるぜ。※アニメ映画『サウ〇パーク』


 本編始まってから、二分ほど経過。

 ようやく、

 保護者、キターーーーーーー!!


「貴様! 一体どこに行っていたんだ!?」


 一瞬、心の中で暴れましたが、保護者の姿を見て考えを改めました。

 父親一人。

 うっ!

 手にはポップコーンとジュースのセット。

 ううっ!! 

 確かに、売店、混んでいたもんな。

 わかる。

 あんな列に幼い子供と一緒に並びたくない。


 スタッフさん、すぐに向かってくれました。

 状況を説明し、チケット番号を確認。

 親子三人は、慌てて席を移動しました。

 やっとのことで、我々も席に座れました。

 その途端、スクリーンにはタイトルが。

 ギリギリセーフ。

 良かった~。

 モヤモヤした気持ちはありましたが、映画の面白さがそれを吹き飛ばしてくれました。


 私は映画が好きで、かなりの頻度で観ます。

 でも、こんなことは初めて。

 映画は面白かったです。

 その日の夕食の話題に上がったくらい。

 でも、それと同じくらい、この経験もずっと家族の間で語られそうです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
自分も映画が大好きで、時間が合えばよく行きます。といっても、行けて月一くらいですが……。 タイトルを見てびっくり! そして拝読させていただいてさらにびっくり! そんなことあるんですね~。 子どもだか…
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