激戦
「そうか、分かった。」
「何だよ!」
「僕としても不本意だが、君と協力してやろう。」
「は!?」
「僕は、核の場所が分かるが、それを破壊できる力がない。しかし君は核を破壊できる力がある。」
「なる……ほど?」
「つまり、僕たちが協力すれば、核の場所は分かり核も破壊できる。」
「正に、無敵のパートナーになれるってことか!いいよ、やってやる!」
男が茂みから飛び出す。
「何話してんだ?
エネミー如き、俺が殺してやるよ。
……うぉぉぉぉ!!」
男は自分の武器でエネミーを斬りつけた。
ブォォォォォォォォ
叫びながら、エネミーは殴る。
殴る殴る殴る殴る。
土は抉れ、木は倒れる。
そして、男の骨は折れ、原型をとどめていない程に破壊された。
『弱杉 太郎 死亡しました。』
「嘘、だろ。」
「この……クソ野郎がぁぁぁ!
ぶっ殺してやるぅぅぅぅぅ!」
「待て!!」
「何だと、これを見て気持ちを収めろと?
天才は人の心も無ぇの……」
「こんなときこそ、冷静にならないと、いけないだろうが……」
筋時は察した。
重打だって人の心はある。
重打だって泣きたいのだ。
だが、少しも気を抜けない。
次は俺がああなるかもしれない。
次はあいつがああなるかもしれな…
「ぼーっとしてんじゃねぇ!筋時!!」
筋時は、次の瞬間には姿が消えていた。
エネミーに殴られたのだ。
124kgもの体が吹き飛んだのだ。
「どうするどうするどうする。
あいつがいなかったら、あの作戦は成立しない。
あいつだけでも守らないと……」
その瞬間、重打も消えた……




