第7話 プロローグ(7)
「そうか、そうか、レビィアは本当に良い嫁だ! それも俺に勿体ないぐらいの良い嫁だ! 愛しているぞ!」
男性嫌いで、男勝り、男性のファンよりも女性の淑女、令嬢さまのファンが断然に多かった男装の麗人さまを王子さまは、自分の武力で手懐け、傀儡した訳ですから。
そんな麗しい男装の麗人さまの理想の殿方! 主さまからのしった激励を頂いたお妃さまですから。
レビィアさまの顔は直ぐに『カァ~!』と真っ赤……。彼女自身の身体も火照りに火照り……。魔力、武力も超あがるので。
「はい! 御方様! 私頑張りますね! ……特に御方様から頂いた、この和刀と、常日頃から教えを請うた、和の侍の極意、剣術で、敵将の首を獲りに、獲ってきますね! 御方さま!」
と、彼女がやる気十分! 殺す気十分!
そして夜の営み、お子を作るのもやる気十分な気構えを王子さまへと魅せるから。
私は王子さまの言葉で、こんなにもやる気が湧く、レビィアさまのことが本気で凄い! と関心をするのと。
この女たらしが~! と自分の主……。
まあ、王子さまは私の従兄ですから、幼少期から殿下のことを知っていますので、夫に悪態をつきたくなる衝動に駆られながら。
私はマヤさまの指示で、敵の船団へと超強力な魔砲弾を放つ指示を今か今かと待ちわびるのでした。
◇◇◇