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第5話 プロローグ(5)

 アイラ女神教の信者に陥り、陶酔して、鼻血を吹き出す者達も多々出るほどの人気お妃さまでして……。


 まあ、それは致し方がないこと……。


 だって彼女には、私達の祖国の女王陛下いわく、生まれながらに持つ《《女王の魅惑》》があるらしい。


 だから(わたくし)達の祖国の女王陛下……。(わたくし)達一族の長となる女性なのですが、女王陛下の甥に当たる殿下へと、自分の娘に等しい実の弟の娘であるアイラさまを強引に嫁がせたのだと祖父に聞き。


 我が祖国の女王陛下も、インドア帝国の四男坊に当たる甥の殿下を次期皇帝に就けたいのだと策を練っているみたいで。


 (わたくし)達がインドア帝国に着いたら、色々な悪しき思惑が立ち込める暗雲が待っている気がするのですが。


 今の(わたくし)にはそんなことはどうでもよいこと……。


 そう、今から始まる海戦に対して(わたくし)は集中……。次の策を思案して行動をしないといけませんから。


 私は自分の腕を組み考える人へと変貌して『フムフム』と思案を始めだすと。


「レビィアさま~、敵船団への上陸部隊(突撃隊)の用意はよろしいですか~?」

「ええ、ララさま、私は何時でもオッケーですよ」

「そうですか~。ではレビィアさまは待機の方をおねがいします~」

「ええ、了解……。分かりました……」


 王子さまから『レビィア、お前の好きにやってみろ』と敵船に上陸するための特別な兵……。突撃隊もしくは海兵隊と呼ばれる特別隊を預けられたレビィアさまが、今日も艦隊補佐兼砲撃隊指揮官を勤めるララさまからの指示を受け──。


 御自身の親指を立てながらOKサインをだし、自分達が敵艦へと上陸するための小舟……。大変に足の速い突撃艇へと搭乗……。


 レビィアさまと突撃隊の兵達はいつでも発進できるように待機をすれば。


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