2. その子(4)
「リアン!!! 一体何をしたんだ!!!」
老人は声を上げて荒廃した土地の真ん中にいる子供に言った。 それは私が今まで見たことのない老人の落ち着かない姿だった。
リアンは全身が土で汚されたまま、地面だけを眺めて老人の声に頭を上げた。 その時、無表情で空虚な表情が見えた。 それは小さな子供がつけるような表情ではなかった。
周囲の大地はめちゃくちゃになった。 しかし、ここは村の辺境だった。 家が倒壊したり、もしかしたら遺体の痕跡も見えなかった。 そのため、あの子が魔法で殺人をしたという最悪の状況ではなさそうだった。
ところであの子は何も言わずにじっとしていた。 それに生意気に私の目をまっすぐ見た。 全く尊重と礼儀のない姿に少しいらいらした。
「おい、村の子よ、いったい何があったんだ?」
私はその話をしながらその子のところに歩いて行った。 後で老人は私に何か行動をしたようだったが無視した。
「私に来るな!!!」
子供は私が自分のところに歩いてくると突然大声を上げた。 まったく、礼儀がないと思ったのに······
突然大きな風圧が子供の中心から広がった。 私は体が本能的に反応し、その風圧で体が転ばないようにバランスを取った。 私の足はじっとしていたが、その力に押されて数歩ほど押された。 私の後ろにいる老人はみっともなく倒れた。
これ、思ったより危ないかもしれない。 いや、魔法でこんなこともできたのかな? 私は簡単なものしか使えないのに、これをもう一度考えてみたらあの子は地面をひっくり返す魔法も使えるようだった。 じゃあ、私にできることがないんじゃない? 私があの子に近づく前に魔法に当たったら、私にはできる手段がない。
それでも幸いな点は、あの子が無差別に攻撃しないという点だった。 ただじっと立ってばかりいた。 一見泣いているような気もした。 よく見えない。
ここから退けば、私の体面が崩れるだろう。 まあ方法が全くないわけではないので、それを試してみることにした。
「まあ, 礼儀正しくない子だな, あなたのお母さんが大人にそのように振る舞うように教えていたのか?」
私はもう一度話しながら子供のところに歩いていくと、子供は言った。
「お前が何を知っていると言うんだ!!!」
まったく一方向的な子供だなと思うと、後ろで老人が話を手伝った。
「あの子は幼い頃に親が亡くなりました。」
「そういうのは…··· 知りたくなかった」
話す老人の表情は何か深刻だった。 まるでただの不意の事故で死んだわけではないように···
子供が何か魔法を準備しているような姿が見えると、私は忌まわしい感じを努めて無視しながら精神を集中した。
いつか私が魔法を使う時だった。 夜寝ていたら変な音がした。 それで光を照らす魔法を使ったが、突然オオカミが現れた。 私の隣にいた女性侍従がその姿を見てびっくりして悲鳴を上げた。 私の魔法は突然力を失って消えた。 私が終始の悲鳴に驚いたわけでもなかった。 彼女の感情は周囲のマナを混同して魔法を濁した。
このように魔法の作動は非常に繊細で鋭敏で調節が難しい。 だからこそ魔法で何かすごいことを発動させることはできないと思っていた。 まああの子がそんな考えを破ったが、いくらあの子だとしても混乱するマナの流れに魔法を作動させることはできないだろう。
私は意図的に周り、特に子供の周りのマナをぼかしておこうとした。 魔法を発動させる感じと似た方式だった。
私も考えただけで何度か模擬実験をしただけなので、実際に通じるかはよく分からず内心不安だった。 しかし、幸い通じたようだった。 子供は何も起こらなかったので、少し戸惑うような表情だった。
私は子供のところに歩き続けた。
わざとゆっくり子供に恐怖感を与えることが重要だった。 そうしてこそ、さらにその子の感情が混同されるが、魔法が実行されにくいだろう。
子供はぶる震えた。 それなりに肉弾戦には自信があった。 そして子供との階級差も違いなので、私には負けられない戦いだった。
私は子供の前に立った。 子供は緊張で体がこわばった状態だった。
私が手を上げると、子供は体をびくびくさせた。
率直に言って、私をちょっと驚かせた罪で頬を殴りたいと思ったが、それが状況を改善できないことを知っていたので、仕方なく子供の肩に手を出した。
「いったい何があったのか。 村の子よ」




