獣化ウイルス0話ー始まりー
2020年 中国(中華人民共和国) 山東省
深夜のとある病院に一人の中年男性が急患として搬送された。その中年男性は屋台での営業をしている男性である。病院に運ばれて医者と看護師は驚愕した。そして、医者が、
「嘘だろ!こんな症状聞いたことないぞ!この人の症状はなんなんだ!」
と言った。無理もない。その急患は痙攣を起こしながら獣のような毛皮が腕を覆っていたからだ。医者と看護師はびっくりしたが、すぐに落ち着きを取り戻し、すぐに集中治療室に入っていった。
集中治療室に入ると、看護師たちは急いで点滴を急患に入れて、急患は、痙攣が治った。そして、医者は運んできた救命士に、
「あの患者は何があったんだ。」
と聞いた。救命士は、
「ネズミに噛まれて痙攣している夫がいるんですと、急患の奥さんからの通報で行ったんです。」
と答えた。医者は頭を悩ませながら、自分の持っているタブレットで急患の症状を調べ始めた。横で救命士も見ながら医者は、検索したが思うような検索結果が出なかった。医者は、不安で仕方なかった。すると、
「キャァァァァァァァァァァ!!!!」
と看護師の悲鳴が聞こえた。医者と救命士は何事かと急いで急患の部屋に行くと1人の看護師が倒れて痙攣していた。医者は急いでその看護師を担架に乗せて、隣の部屋に入れた。
医者は緊急的な状況になり、政府に電話した。政府からの返事は、
「もう少しの状況を見る。その急患のいる場所で感染者が続出したら対応する」
だった。医者はすこし怒ったがこれ以上覆ることはなかった。
そして、山東省で感染が広がった。