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紅の姫は紅煌たる覇道を血で染める  作者: ネコ中佐
序章
1/164

設定集及び世界観 【国家・都市】 ※随時更新



【テーマ】


 根幹的なテーマは『夢』。次いで模範的なファンタジー。たった一人のために、用意された楽園。


◼️世界観


【ヴァルー】


 今作の大元になる舞台で、ヨーロッパ大陸をモデルにしたファンタジー世界。シェートリンド王国をはじめとした様々な国が存在する。この世界で主人公エストレアは冒険を始めていく。 




【国家】



【シェートリンド王国】


 今作の最初の舞台になる国。別名 親愛を謳う国。この世界において竜脈の収束地であり、その影響もあって他の国に比べて肥殀に満ちている。その反面、生息する魔獣の強さも跳ね上がっているため、冒険者などをはじめかなりの実力者を有する。


 国家モデルはオーストリア。


《主要都市》


・アントン


 王都。シェートリンド王国の王都。かなり広大な都市で、都市中央の大噴水や王立図書館、各国の大使館、大聖堂などが存在し、治安を守るために白薔薇騎士団が日夜巡回している。

 竜脈の収束地の真上にある都市で、魔力が溶け込んだ地下水脈が王都全体を張り巡らしており、この水脈を使って魔獣などを寄せ付けない結界の発動媒体にしている。

 

都市モデルはスイス、ベルン旧市街。


・シェアト


 この国の冒険者ギルドの本部がある街。城塞都市とも言われ、シェートリンド王国の2大都市のひとつ。数多くの実力揃いの冒険者達を有し、その中でも指折りとも言える『竜殺し』の称号を持つ冒険者を多く抱え、総戦力は国家軍隊に並ぶとも劣らない。

 郊外には孤児院もあり、登場人物の一人であるアグニルがここに通う。


都市モデルはフランスのカルカッソンヌ。


・ウルマト


 この国において物流の要の一つである商業都市で、この国の2大都市の一つ。この商業都市はシェートリンド王国の流通の大動脈であり、数多くの商人が行き交っている。

また、近年は更なる発展をさせるために都市の拡張や新技術の導入が積極的に行われている。


都市モデルはエストニアの首都タリン歴史地区。


・クライア


 悪徳都市と呼ばれる半ドヤ街だが夜の繁華街でもある。その反面、地下にはダンジョンがあり、多くの冒険者達が日夜攻略にいそしんでいる。

 治安はお世辞にも良くはないものの、その分ウルマト程ではないが腕っ節がある冒険者達が多く存在しており、また悪徳といえど規定がちゃんと定められており、大迷宮の恩恵を受ける街となっている。


 迷宮深部では、概念の造神『アールヴ・アグル』が封じられた盃が存在していた。


 都市モデルはスウェーデンのストックホルムの旧市街。



・白薔薇騎士団


 シェートリンド王国が保有する騎士団で、シェートリンドが世界に誇る麗しき乙女達だけで構成された騎士団。

 可憐、清麗、艶しく、凛々しい、とされ白い甲冑と同じく純白の武装を携帯する騎士達。騎士団長たるフローラはその彼女らを束ねる長であり、彼女らは王都周辺の警備、国境警備、治安維持など幅広く活躍する。



・竜蘭騎士団


 白薔薇騎士団と同じく、シェートリンド王国が保有するもう一つの騎士団。白薔薇騎士団が女性のみであるのに対し、こちらは男性のみの騎士団。主な任務は近衛警備と魔獣鎮圧。その他にも他国の要人の護衛、他国軍からの侵攻に備えた国境防衛などがある。




【帝国】


 第二章においての舞台。世界最大のカルデラ【ロームルリア・クィルス大山嶺カルデラ】の中にある国家だが、皇位継承争いによる政権分裂が発生し南北朝時代のような状態になっている。

 分裂後はそれぞれ別の国名を名乗り、両国共水面下及び国境間での争いが絶えない。

 それでも、歌劇による帝国の建国神話【バモレッドの英雄譚】や、工芸品などが国内外問わず人気を博している。

 国家モデルはローマ帝国。分裂後は東、西ローマ帝国がモデル。

 


【ベル・クラウディア帝国】



 第二章の最初の舞台。分裂した内の南にある国家。政権及び継承位争いが起きた際、皇子派が起こしたのが始まり。国家元首として【皇太公】が存在する。


 現在、この国ではアラン皇子を筆頭とした選民思想派と最下位継承位のクローディン皇子らの旗頭とした改革派が政権争いが起きていると同時に二つの反政府勢力が各地で反政府組織レジスタンスを名乗って活発化している。


《主要都市》


・クラウディウス


 ベル・クラウディア帝国の首都。現代でいうネオンの光で満ちた街。この国で一番輝いているところであり、街のシンボルといっても過言ではない大オペラ劇場がある場所でもある。

 その他にも、各国の迎賓館や博物館、歴史館、地下に存在する遺跡などがある。一応、この国の冒険者ギルド本部が存在する。


 都市モデルはイタリア、ヴェローナ。



・イスリウム・チェスター


 皇位継承権を持たない皇女であるアリスが統治する城下町。彼女の希望で冒険者ギルドを設置しており、皇都冒険者ギルド本部よりもこちらの方が冒険者の数が多い。同時に皇族であるアリスが不在が多いために、反政府勢力ズガール派が拠点としているため、彼女にとって頭痛の種でもあった。


都市モデルはドイツ、ビュルツブルグ。


・カピトリナ


 エストレアが、序盤で訪れる都市。郊外にはクローディンの別邸がある。冒険者ギルドもあるにはあるが、真っ当に機能しているかは不明だが、少なくてもルールは存在している。



【ファンテリム帝国】



 ベル・クラウディア帝国と対を成すもう一つの帝国。古の時代、偉大なる魔竜ズツァニッグを打ち倒した神祖バモレッドが火山の跡地であるカルデラの内側に築き上げた大帝国、それが跡目争いの末に真っ二つになってしまった国家。


 帝国統合を掲げており、優秀な魔導職人を有するものの、肝心の食糧事情を輸入に頼っているため肥沃な穀倉地帯であるカイロサンドリア平原の利権を奪うべくベル・クラウディア帝国と水面下で争い続けていたが、此度ベル・クラウディア帝国に対し宣戦布告を宣言した。


 chapter 6-9にてベル・クラウディア帝国で発生したとされる反政府勢力ニース派トップ、ニース・カヴァラによって事実上の国家簒奪が明かされた。


・ニカーイア


 ベル・クラウディア帝国とファンテリム帝国の国境沿いの近くにある街。かつてはファンテリム帝国の兵達が駐屯するための場所だったが、国内の政変により撤退。国境沿いの辺境にある街ということもあり、それなりの規模ではあっても活気は薄れ、治安も低下しておりだんだんと寂れていっている。


モデルはイタリア、サン・ジミニャーノ。



・コンスタンブール


 ファンテリム帝国の首都。帝城を中心にグルリと囲む三層の壁からなる都市であり、貴族区、平民、スラムと棲み分けられている。

 中央の帝城『セフェウス城』には、皇家の宮殿と政治中枢である元老院、魔道具の開発や取引を管理する『塔』と呼ばれる機関が存在する。


 モデルは言うまでもなく、東ローマ帝国首都コンスタンティノープル。




 ・【ロマリス大帝国】



 ベル・クラウディア帝国とファンテリム帝国が分断される前、帝国建国の父バモレッドが起こした帝国の名称。公の記録ではテオドラウス帝の崩御後、魔剣の後継者が居なかったことを理由に存続が危ぶまれた事により皇弟ホノリスと第一皇子アルカウスの両者の派閥が過激化した事により分裂。その後、長きに渡り両国は争いが絶えなかった。




【小国郡】


 正式にはウィルゼリン小国郡。シェートリンド王国から見てウィルゼリン大森林の先にある規模の大小はあるが、簡単にいうと国家の集合体。

 この世界では名乗りさえすれば国家であると主張できる為(周辺国が認めるかは別の話)、傭兵団、或いは騎士団でも名乗りさえすれば国家扱いになる。それらを統合したのが小国郡である。


モデルというよりは語源がモデルであり、百済などの古代朝鮮半島の国家集合体から。



・ガリア騎士団


 現時点で小国郡の一つとして上がっている極小規模国家。ならず者が集まった傭兵団であり、赤と黒のカラーリングが特徴の鎧を纏う。

 ならず者であるがため、戦場での追い剥ぎなど日常茶飯事であり彼らに目をつけられた集落などは悲惨な最後を迎える。現時点では金で雇われて反政府勢力であるニース派の駒として動いている。



【海洋連合】


ベル・クラウディア帝国、ファンテリム帝国から見て南東にあるオルビス大洋海を生活拠点にする国家。元々、船乗り達が集まって出来たギルドが発祥であり、彼らにとって船とは第二の陸地である。

 簡単にいうと海賊、である。現時点では単語としてのみ登場。


 国家モデルはフェニキア。


【ペルア共和国】


シェートリンド王国から見て南の方に位置する新興国。地球でいうところのイランで栄えた古代ペルシア帝国、サーサーン朝がモデル。

 現時点では単語のみの登場であり、詳細は不明。



【エヴァロン】


 この世界における理想郷。誰も知らず、誰も辿り着けず、しかしそこにあるもの。世界の裏側にあり、世界を一枚の絵画とするならば、その裏に存在するブラックボックス。時間という概念が存在しないため、ここでは万物の変化が存在しない。


 常に黄昏の空で包まれており、あたり一面が真っ白なエーデルワイスが咲き誇る花園が存在する。何のために存在するのかは未だ不明で、物理的な肉体が曖昧な精霊、妖精、そして最高峰の魔法使いであり、過去を視続ける絵画の魔女エレインだけが住んでいる。


 誰も辿り着けず、またエレインはここから出ることもできない。それはさながらーーーー




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