8-EXⅡ
※連投です
『イーフェ』
エルフ族。十三人の『招かれた者』の一人。故人。
命を賭けて守ろうとした故郷を蹂躙され、死後の魂すらも束縛された『英雄』
黄龍を倒そうとするも、他者の魔力や生命力を吸収する『魂吸い』の前に敗北。死後は他のエルフや人、モンスターと共に黄龍に囚われてしまった。
精霊剣バルムンクを黄龍の心臓真上の地点に突き刺すも、五龍によって黄龍が砂へと分解される際に剣自体も砂へと変質した。
幸い、剣に込めた生命力は千年近い時間が経過しても減少することなく保持されていた。
黄龍の死亡によって魂が解放される間際、自らの責務を引き継いだ不肖の弟子と再会し、今度こそ御霊へと昇る。
『ゲオルギウス』
魔人種。六将軍第二席。500歳前後。推定LV600オーバー。
魂を焦がすような戦いを求める戦闘狂。
主命達成の為に帝国の将軍、ディオクレティアの名を騙りデゼルト国に侵入。
先に南方大陸入りしていたジャイルズらと共に黄龍の封印を破壊していた。本来の計画ならば、帝国、魔人双方の協力によってデゼルト国王になったアフサルを暗殺。
頭を失い混乱するデゼルト国に、最後の封印が破壊されて復活した黄龍を引き寄せ壊滅へと導き、それを撃破するはずだった。
ところがレイの登場により神前決闘の場に引きずり出されてしまったが、これはこれで面白いと本人は乗り気だった。
ネーデにおける出会いから数か月。どれだけ成長したのかを確かめようとするも、手ひどい反撃に遭い、三つあった心臓を全て失う羽目に。
どうにか黄龍の封印だけは破壊し、クリストフォロスの余計な手出しによって命を繋ぎとめる事になる。
フィーニスから分け与えられた力は自己改造と同化。他者の肉体を自己の物へと取りこみ、更には自在に改造が出来る。
心臓を三つ保持したり、両肩にそれぞれ口があるのはその結果。
『クリストフォロス』
魔人種。六将軍第四席。500歳前後。推定LV400オーバー。
怜悧な相貌の奥に秘めた頭脳は世界を破壊する企てを生みだす策謀家。
デゼルト国動乱における、魔王軍側の黒幕。
本来の狙いとしては、黄龍を復活させ、デゼルト国を生贄にこれを撃破。黒龍の封印を解くのと同時に、人間世界内で帝国を孤立させ緊張状態、あるいは戦争状態へと突入させ、疲弊させるつもりだった。
それがレイの登場により、大きく狂わされてしまう。ある意味、この章においてレイに被害を与えられた人物。
『ジャイルズ』
魔人種。六将軍第五席。460歳前後。推定LV350オーバー。
勝利する為に躊躇わずに死線へ飛び込む狂戦士。
全身の傷は、かつて自分が戦い、その多くを殺した相手から受け取った贈り物だと嘯く創傷愛好家。
一方で、その傷から、かつての戦士の武器や戦技を再現する特殊技能を持つため、あながち間違っていない。
そのためか、相手の全力を誘うために、言葉で煽るので口数が多いと言われている。
最も、その実力は非常に高く、六将軍内での戦闘能力はゲオルギウスに次いで二番目。
人魔戦役では『聖騎士』のパーティーメンバーをその手に掛けている。
『ディオニュシウス』
人造モンスター → 魔人。六将軍第六席。三百歳程度。LV318。
神の領域に手を伸ばそうとした、中途の産物。
元六将軍が一人、カタリナ主導によって行われた生命の創造における研究から枝分かれした研究結果。
人龍戦役中盤になると、魔人種は戦力だけでなく、その血に宿る力。魔道具作りの専門家として期待され、応える形で多くの魔道具を生みだしてきた。
その際に、必要となる素材を自前で用意する関係で人造モンスターが利用された。ディオニュシウスも、その内の一体だった。
だが、偶然にも自我が芽生え、死への恐怖から生の渇望を糧とし、生殺与奪を握る上位者への憎悪が花開く。標的としたカタリナには一蹴されるも、その変質を喜ばしいと感じた彼女の推薦を経て魔人と為った。
体のベースがスライム系のため、決まった形を持たず、鎧は正体を隠すためと人の形を保つための入れ物だった。
また変身能力を有しているが、それは自分の正体を明かす事になるため軽々に使う事は出来ず、そのために鎧を魔道具化する事で戦いの幅を広げていた。
ゲオルギウスが帝国の将軍として活動中に使用していた鎧は、彼のコレクションでもある。
『カタリナ・マールム』
魔人種。元六将軍第三席。四百歳程度。推定LV不明。
神秘的な雰囲気を漂わせる一族最大の裏切者。
シアラの母にして、フィーニスの娘。そのため魔人種内での地位は高いはずなのだが、夫に人間種を選び、更には父親の悲願を阻むといった行動を繰り返す。
結果として同胞から蛇蝎の如く嫌われ、特にゲオルギウスは戦局を無視した行動を取らせるほど。
現在ものうのうと生きており、世界の何処かで暗躍中。水の都における事件は、彼女が発端でもある。
エレオノールやジョゼフィーヌを姉妹と呼ぶ、『正体不明の娘』の一人。
『フランチェスカ・ブルクアイ』
人間種。第百十三代法王。十歳前後。
神々しい気配を纏い何もかもを塗りつぶす聖なる光。
先代法王が養育していた孤児の一人でありながら、彼の死の間際において法王に指名される。
本来なら黙殺されるべき遺言なのだが、政治的闘争の結果彼女が一人勝ち残る形となり、同時に彼女の持つ力が有用であり貴重であると認められ法王となった。
エレオノールやジョゼフィーヌを姉妹と呼ぶ、『正体不明の娘』の一人。
『イカロス・イムソムニア』
人間種。十三人の『招かれた者』。享年二十五歳。
脈々と受け継がれる希望の為に始まりの火種となった男。
取り立てて特徴なども無い、至って平凡な青年だったが、政治的な理由と親の影響力から『聖騎士』になる。
他者に強制的に引き継がれる《ロード・トゥ・ヘヴン》の始まり。彼の死後、この特殊技能を保持した者が『聖騎士』の称号を得る事になる。
生前はとある宗教団体において、先代指導者の生まれ変わりとして崇められる。その後、過激な活動により摘発され獄中死するも、その間も信仰を捨てることなく抱き続ける。
それを生を司るヘメラに見いだされ『招かれた者』となる。なお、転生前の彼が本当に先代指導者の生まれ変わりかどうかは謎のままだ。
『ウィルヘルミナ』
人間種。十三人の『招かれた者』。故人。
歴史に名を残すよりも種をまくことを選びし才女。
極平凡な一般家庭に転生し、普通に成長し、当時魔法工学による好景気の兆しが見えたギルドに就職。
そこで職場恋愛を経て結婚。義父となったギルドの支部長、ジョージアからの信頼も篤く、自らが提唱した学び舎建設に関するプロジェクトの陣頭指揮を任される。
子供を育てながら、冒険者への指導とカリキュラムの作成、更には生前に学んだ統計学などを駆使してギルド衰退の危機を回避。念願だった学術都市への建設へと着手した。
ギルド内では『冒険王』エイリーク、『科学者』ノーザンに並ぶ存在とされている。
生前は発展途上国や後進国において学校教育を設立、運営のアドバンスをする国際機関に在籍。知識は生涯に渡って戦える武器だと世界に訴えかけて来た。
その功績を気に入った水を司る神オケアニスに選ばれた。
ここまで呼んで下さって、本当にありがとうございます。
9章の開幕は十月二日月曜日頃を予定しております。
またしても隔日投稿になってしまいますが、ご了承ください。
それまで、いましばらくお待ちください。




