6-55 甲板の密談 『後編』
「おかしな話ね。貴方は冒険者であって、英雄でも何でもない。それなのに、この事件を起こしている黒幕を追う必要があるのかしら」
ジョゼフィーヌの問いはもっともだ。レイも、正直あんな女に関わりたくないと本音では思っていた。しかし、彼女から治療法を聞きだす必要が彼にはあった。
「僕らの仲間がエレオノールが生み出した《アニマ・フォール》という術に感染して、何か別の存在へと変質させられそうになっています。いまも、沖に出した船の中で助けを求めています。彼女たちを元に戻すための治療法が、どうしても知りたいんです。……それに」
一度言葉を濁したレイにジョゼフィーヌは探るような視線を向けた。狡猾な蛇のような視線はレイの感情の機微を逃すまいと張りつめていた。
「それに、あの女は野放しにしちゃいけない。誰かが、止めないと、もっとひどい悲劇で世界を満たしかねない」
レイの脳裏に小さな天幕の中で行われた惨殺現場が蘇る。あの天幕の数だけ、悲劇は行われたのだ。彼女の存在にアクアウルプスに居る人間で気が付いているのは、おそらく自分たちだけだ。知ってしまった以上、無視なんかできなかった。
「僕たちはエレオノールを追います。彼女から治療法を聞きだし、その上で拘束してしかるべき場所で裁きを受けて貰います。……その際に、貴女と彼女の間に何らかの繋がりがあると証明されたら、多分相当困るはずですね」
ジョゼフィーヌは足を組み替え、机に肘を置き、手を頬に添えた。そうすると、胸元がせり上がり、白い谷間が強調された。
男を吸い寄せる魔境に対して、レイは懸命に視線をジョゼフィーヌの瞳に固定すると、美女は薄く微笑んだ。その上、ウィンクまでする。からかわれているなと分かりつつも口を開く。
「都市国家とはいえ一国に対するこのような破壊行為。どんな形で収束するにしても、世界規模での調査が入ります。そこで、貴女の存在が机上に上がれば、ご自身のお立場が悪くなるはず」
「……そうね。こう見えて、誤解されやすいたちなのよ、私。そんな事になっちゃったら、各方面から糾弾されちゃうわ。人気者は辛いわね」
本気なのか冗談なのか判別できない戯言を無視して、レイは言葉を続けた。
「ですから、僕らがエレオノールを追う過程で見つけた二人を繋げるような証拠は全て処分します。その代りに、貴女の力を僕に貸してはくれませんか」
私の力とジョゼフィーヌがオウム返しに尋ねると、レイは一度躊躇しつつもはっきりと告げた。
「貴女に付き従うガシャクラとその配下。彼らを貸してください」
レイの背後に控えていたリザが声もなく驚き、主の背中を見つめた。従者もまた意外そうに黒色の瞳を瞬かせ、レイの表情を注視する。
リザは当然として、従者もウージアでの一件は耳にしていた。そして、オウリョウ、トトスでの騒動も報告を受けていた。レイとガシャクラの間にある因縁は承知していただけにレイの申し出が意外過ぎたのだ。
「エレオノールの目的が不明ですが、アクアウルプスに残っているならどこかに拠点を構えて隠れて様子を見ているはずです。アウローラサーカス以外にも拠点が用意しているはず。ですが、《アニマ・フォール》に感染した者がうろつくようになった街中を数人で探すのは不可能です」
「それでガシャクラとその仲間を……でも、ガシャクラの部下だって二十も居ないわ。はっきり言って、役に立つ人数とは言えないわ」
トトスの港町でガシャクラの戦力が多くないだろうと読んでいたため、レイも承知していた事だ。そもそも、ガシャクラたちの助力をそこまで期待している訳でも無かった。
彼の本当の目的は、リスクの軽減とジョゼフィーヌの立ち位置を明確にすることだ。
《アニマ・フォール》の時間制限が迫る状況下で、因縁深いガシャクラまで相手にしている暇はない。一週目のように乱入されて予測がつかない方向へと場が流されるのを止めるために、あえてガシャクラと女帝を味方につける事で、リスクを減らそうとする。
そして、傍観者を気取るジョゼフィーヌがこの取引に対してどんな反応をするのか。乗り気なのか、それとも一笑に付すのか。それだけでも、彼女の立ち位置が見えてくる。
ジョゼフィーヌは翠の瞳を水平線へと向けた。空と海の境界線が混じるのを見つめる彼女の横顔は恐ろしいほどつまらなそうだった。
「仲間を助ける。エレオノールを捕まえる。……ちょっと期待外れな回答ね」
彼女の唇から漏れた言葉にレイは首を傾げる。だが、ジョゼフィーヌは呟きを忘れたように別の言葉を投げつけた。
「条件があるわ」
「聞かせてください」
躊躇することなく返すレイにリザは、表面上は平静を保ち、内心では動揺していた。あまりにも相手のペースで話が進んでいた。
元々、この場所自体が彼女の領域という事もあるが、それ以上に彼女自身が話の主導権を奪わせまいと威圧しているのだ。表面ではにこやかにしているが、視線の送り方、言葉を発するタイミング、身じろぎの一つでレイを圧倒している。
女帝の名に相応しい暴君ぶりだ。
「一つは、繋がりを示す証拠の処分。これだけじゃ、弱いわ。私にとって何の魅力も無い」
「それは、どういう意味なんですか」
「言葉通りよ。いくら物的証拠を潰した所で、本人の口から洩れてしまったら、意味がないわ。だから、あの子の口を塞いでほしいの」
この言葉の意味は分かるかしらと妖艶に微笑みながら、ジョゼフィーヌは二つ目の条件を口にした。
「もう一つは、貴方の過去を知りたいの。というよりも、元々、そのことを聞きたくて、貴方をお茶に誘ったのよ」
「……僕の……過去ですか」
「ええ、そうよ。もちろん、エルドラドに来てからのではなく、その前。神によって、この世界に来る前の貴方の事が知りたいのよ」
その内容にレイは困惑する。過去に、リザやレティから御厨玲が過ごした日本の事はせがまれ話をした。だけど、御厨玲自身のことを知りたいと言われたのは初めてだった。
(どういうつもりなんだ、この人は。どうして、僕の御厨玲としての過去が知りたいんだ)
エルドラドに来てから数か月が経つが、レイの中で御厨玲として過ごした日々は色あせることなく残っている。
平凡な父母の元で幼少期を過ごし、大過なく義務教育を終え、少し地味目の青春を過ごし、可もなく不可もない大学に通っていた自分。
それが奇妙な偶然によって死にかけてしまい、その原因となった13神が一柱、クロノスによってエルドラドに落とされた。元の肉体が治療されるまでの間、仮初の肉体を使って過ごしていてくれと言われ、軽い気持ちで承諾したのだ。
(こんなことを聞いて、何のメリットがあるって言うんだ。……だめだ、全く分からない)
そもそも、一つ目の条件だってとんでもない内容なのだ。エレオノールの口を塞ぐ。それはつまり、彼女を殺せと言うのだ。あの超級魔法すら放つ怪物を自分たちの手で殺せと。
(オルドやテオドール陛下ぐらいの強い人が居れば、どうにかできそうな話だけど。アクアウルプスに残っている戦力がどれぐらいなのか分からないから、安請け合いなんてできない。それに、この人とエレオノールは仲間じゃないのか)
あっさりと仲間の死を要求する女帝に恐怖すら抱く。
頬杖をついたまま、薄らと笑みを浮かべるジョゼフィーヌ。彼女の表情から、彼女の真意を確かめるのは不可能だ。自分の過去を知るという事が、何か重要な秘密があるのかもしれないし、単なる気まぐれなのかもしれない。
レイはこれ以上考えてもらちが明かないとばかりに口を開いた。
「どうして、僕の過去を知りたいのか。その理由を聞くのは」
「それはダメよ。……でも、それじゃ、納得はしないわよね。半分ぐらいは単なる興味本位よ」
「もう半分は一体なんですか」
レイの質問にジョゼフィーヌはウィンクを返した。
「それは秘密よ。いい女にはいっぱい秘密があるのよ、ぼうや」
そのまま、炭酸水に口をつける。これ以上尋ねても、彼女は答えないだろう。レイは腹の中を素手で強引にまさぐられるような不快感を覚えつつ、
「……その二つを飲んだら、貴女は協力してくれるんですか」
「もちろんよ。ガシャクラだけじゃなく、この子もおまけでつけましょうか」
そう言って、彼女は背後に控えていた燕尾服を着込んだ麗人を指差す。黒髪黒目の従者は表情を変化させず、ただ目礼をする。
「御覧の通り、この子は純血の魔人種。きっと力になるわよ」
(純血の魔人種。……そういえば、トトスでシアラがそんな事を言っていたな)
軍船が船着き場を離れる時、彼女は陸地に同胞が居ると言っていた。あの時はレティとエトネ、それにキュイを回収するべく動いていたため、あまり考えていなかった。
もしかすると、彼女が言っていた純血の魔人種はこの従者の事かもしれないとレイは思う。
ふと―――頭の奥が騒めく。
純血の魔人種。その言葉が酷く―――何かを―――思い―――出―――さ―――。
―――ザザザ―――ザザザ―――ザザザ―――
(……あれ。いま、何か。大事な事を)
「どうかしたかしら。この条件が飲めないの?」
ジョゼフィーヌの声にレイは思考を切り替えた。ついさっきまで掴みかけていた何かを手放し、彼女に向き直る。
「いえ。……エレオノールの口を塞ぐのと、僕の過去を話すという条件。どちらも飲みますが、はっきり言って僕の過去を聞いても面白くも何ともありませんよ。貴女を満足させることが出来なくても、協力してくれますか」
「構わないわ。さあ、話してくださる」
悠然と構えるジョゼフィーヌに対してレイはため息を吐くと、ポツポツと語り出した。
レイではなく、御厨玲としての二十年間を。
それは彼が事前に予防線を張った通りに、面白みのない平凡な男の物語だ。詳しく語るような出来事は無く、尋ねて確かめるような疑問点もなく、ただ淡々と言葉は流れる。
従者は表面上はともかくとしても、内心では退屈して、話を聞き流す。どうして主はこのような話を聞きたがるのか、それだけが疑問だった。
リザは耳を澄ませて、話に聞き入った。特に彼女の心を惹きつけるようなポイントも無い、普通の男の普通な生活。ただ、そんな普通の人生を過ごしていた人が一夜にして13人の『招かれた者』として過酷な運命を背負わされたことを悲しく思うと同時に、尊敬の念を抱く。
ジョゼフィーヌは瞼を閉じ、話を聞いている。どこか眠っているのではないかと思うぐらい静かだが、時折思い出したように相槌を打つため、聞いているのは確かだ。
時間にして三十分程度。御厨玲として過ごしてきた過去を大よそではあるがレイは語り尽くした。いま、話はエルドラドに来る間際まで進んでいた。
「それで、気が付いたら僕は13神のクロノスとサートゥルヌスの前に居て、彼らに言われるがまま仮初の肉体を手に入れてこの世界にやってきました。……これで以上です」
沈黙が甲板を包み込む。レイはジョゼフィーヌの様子を伺っていると、彼女は閉じた瞼をゆっくりと開け、何度か頷いた。
「そう。そういう事。……ありがとう、レイ。色々と疑問が解けたわ」
疑問という単語にレイは首を傾げるが、ジョゼフィーヌは答えようとしない。背後の従者に対して、ガシャクラを連れてくるように命じた。
「ガシャクラとその配下。そして私の従者を貴方に預けるわ。それと、これも貸してあげる」
言って、ジョゼフィーヌは指にはめていた指輪をレイに向けて差し出した。古めかしい指輪には何かの動物の羽らしき紋章が刻まれていた。
「帝国の王家の紋章よ。いまひと時、貴方を私が支援している証拠として持っていなさい。もし、あの街で貴方の邪魔をしようとする者がいたら、この指輪で黙らせればいいわ」
指輪を、それも家紋入りの指輪を預けるというのは重要な意味を持つ。通信手段がそれほど発達していないエルドラドにおいて、遠方とのやりとりは主に羊皮紙を使う。
顔を合わせず、羊皮紙だけでやり取りをするというのは、一つの前提のもと成り立つ行為だ。それは羊皮紙が信用できる本物だという信頼だ。
そのため自筆のサインをしたためるが、それだけでは証拠として弱い。そこで、家紋入りの指輪をハンコのように封の蝋に押し付け、本物だと相手に伝えるのだ。そのため、指輪を人に預けたりはしない。複製品を作られれば、指輪の正当性が崩れ、疑心を招く。
だというのに、ジョゼフィーヌは指輪を渡した。これはレイに対する約束手形でもあるのだ。
レイは礼をいいつつ、指輪を受け取った。
「そういえば、貴方の仲間が感染したと言っていたけど、それって誰の事かしら」
何気なく、髪をかきあげながらガシャクラが来るまでの世間話のつもりでジョゼフィーヌは尋ねた。レイもまた、簡単に答えてしまう。
「レティとエトネという、子供たちです」
その言葉に、ジョゼフィーヌはへぇと薄く笑った。あまりの凄惨な、加虐的な笑いにレイは自分が失言をしたと悟った。
ジョゼフィーヌの瞳が、蛇のようにリザへと向かう。
「妹さんが襲われたんですってね。それは心配でしょう、エリザベート」
まるで、顔見知りに声を掛けるような親しげな口調。その気安さにレイは驚くが、輪を掛けて驚いたのは名前を呼ばれたリザだった。
「……わ、私を……知って」
驚きのあまり言葉が形を成さない。ジョゼフィーヌはその反応に満足そうに笑う。歪んだ三日月のような口元が開いた。
「もちろん、知っているわよ。シュウ王国に嫁いでから生まれたから、会ったことは無かったけど、顔を見て直ぐに分かったわ。貴女、お母様似ね。妹のレティシアは父親似かしら。会いたいわぁ」
炎天下の日差しの中、リザの顔色が青ざめて行く。震えが止まらないのか、小刻みに揺れて今にも倒れそうだ。
「申し訳ありませんが、そこまでにしてもらえませんか。貴女とリザの間に何があったのか知りませんが、あまり―――」
「―――ちょっと待って。いま、何て言ったの」
レイの言葉を遮ったジョゼフィーヌの瞳はさながら獲物を見つけた猛禽類のようにぎらついていた。
「知らない、知らないって言ったわよね。……まさか、貴方、エリザベートの事を知らずに一緒に旅をしているの。この子に流れている血の意味を知らずに旅をしているの」
レイはジョゼフィーヌの問いかけに沈黙で返した。確かに自分は多くの事は知らない。確かなのは、彼女がレティと共に奴隷として過ごしており、『勇者』に深い憎悪を抱いていること。そして推測できるのは彼女たちが帝国と何かしらの因縁があることぐらいだ。
だけど、こちらから詳しく尋ねるつもりは無かった。その過去が彼女たちにとって重く、暗く、辛い過去なのだろう。それを無理やり踏み入るような事はせず、いつか話してくれるのを待っていた。
―――だけど、ウージアの女帝は容赦なく暴き立てた。
マニキュアが塗られた赤い爪を振りかざし、リザの語られなかった過去を抉り出す。
「そう、そうなの。酷い子ね。主に対して隠し事をするなんて。でも、女ですもの。話せない過去の一つや二つ、あって当然よ」
口調は事情を察した理性ある大人のそれだが、彼女に浮かんだ表情は無邪気な子供のそれだ。無邪気だからこそ、手の付けられない邪気を秘めているという矛盾に満ちた表情のまま、彼女は止まらない。
「だけど、それじゃ貴方の主が可哀そうよ。何も知らずに、あの『勇者』と敵対する羽目になるんですもの。いくら彼が『招かれた者』で、七帝の一角と敵対するのが運命だとしても、因縁を知らないのは公平とは言えないわ」
その言葉にレイは顔をしかめた。背後から掠れた声で、
「『勇者』が……七帝……あいつが……あいつも」
と、虚ろな表情で呟いた。立て続けに衝撃を浴びたからか呼吸が乱れ、今にも倒れそうだった。レイは椅子を蹴とばしてリザを支えた。
「リザ、落ち着け。いまは深呼吸をするんだ」
耳元で言うも、リザの異変は止まらない。ただ、青い瞳がゆっくりとレイを捉えた。
「……ご主人様。ご主人様はご存知でしたか。……『勇者』が七帝だと」
晴れた空を思わせる青い瞳を前にして、レイは嘘を吐けないと観念する。
「……ああ、知っていた。聖域で聞かされた」
「聖域……エルフの隠れ里。……あの時にはもう知っていたんですか。それなら、どうして教えてくれないのですか!」
リザがレイの腕を握りつぶしかねないほど強く握る。でも、そうでもしなければ倒れてしまいなそうなほど、彼女の足は震えていた。
「アイツが七帝なら、テオドール王が討伐軍を編制するのでしょう! そこに加われば、アイツを殺す事も」
「今の君が参加した所で、七帝に敵う訳ないだろ! むざむざ死ぬだけだ!」
「それでも、それでも教えてくれても良かったじゃないですか。どうして黙っていたんですか!」
「教えれば、君は僕が止めようとしても討伐軍に参加したがると思ったんだ。もしかしたら、レティすら放り投げて。だから言えなかった」
レイの説明にリザは口を噤んだ。
そんな事ない、と叫べなかった。
そんな事ない、と否定できない。
そうかもしれないと納得してしまった。
自分の命よりも大事だと守ってきた妹。それは対等契約を結んでいるレイよりも重要な存在と言えた。
だけど、同じだけ彼女の中に宿っていた物がある。それは復讐心だ。黒い炎は彼女の憎悪を糧として、大きく成長してきた。
レティシアを大切に守ってきたのと同じ時間だけ、復讐心は育ち、彼女を突き動かす。『勇者』を倒せるかもしれない可能性に縋りつきたくなるほど、炎は大きい。
そのことを今更のように自覚したリザは絶句し、顔を俯かせた。いま、自分は酷く醜い顔を浮かべている。それをレイには見せたくない。
レイはリザに何て声を掛ければいいのか分からなかった。彼女の心配をして、『勇者』が七帝だということを伏せてはいた。だけど、彼女の為と言いながら隠していたのは事実だ。
罪悪感が彼を縛る中、背後から乾いた音が響く。それは拍手だ。
後ろを振り返れば、ジョゼフィーヌが手を叩いていた。まるで、何かの劇に対する称賛の如く。
「ふふふ。大きくなりすぎた復讐心に燃やされかねない戦奴隷に、そんな彼女を心配する主。美しい関係だわ。感動的よ。ちょっと戯曲の一本でも書いてみたくなるぐらい、創作意欲が湧き立つわ」
「悪趣味だな、アンタ」
レイは血を吐くように言葉を絞り出す。ジョゼフィーヌは動じることなく、
「面白い物を見せてもらったお礼をするわ。エリザベート・ウィンドヘイル。彼女の一族が引き起こした裏切りと、帝国最強兵器『勇者』に纏わる物語を」
読んで下さって、ありがとうございます。
次回の更新は二十四日月曜日頃を予定しております。




