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第三話 紀彦サバイバルを行う準備をする。

お待ちかねの第三部!

あのスピーカーから発せられた魔の言葉。

まだ深く心の中で響き渡っている。

"発砲の許可が降りている。"

そこがものすごく心に残った。


「誰から発砲の許可が降りたのだろう。」

俺はそうつぶやいた。

確かに今の日本は独裁国家に変わり、経済、政治、などがバラバラになり、

治安が悪化している。

証拠として国内に銃の所持が解禁され、国民一人につき三丁まで銃の所持が許可されている。

が、殺人は徹底的に処罰される。

人を一人殺すと終身刑。二人殺すと首切り。三人殺すと…

のように人数が増えるごとに残酷な処罰になる。

そんな国がなぜ?

そう思ったからだ。

すると、先ほどのスピーカーでいっていたスタッフがアサルトライフルを片手に


「エントリーナンバーとパスワードをいえ。」

といってきた。


「その前に誰から発砲の許可が降りたのですか?」

と聞いた。すると、


「誰から?ハッ!笑わせるなよ。決まっているじゃないか。

独裁者の佐渡(さわたり) 広務(ひろむ)様と君の"両親"からだよ!」

「な…なんだと!」

独裁者が許可したのはだいたい予想はしていた。

だが、両親が許可したなんて…

「う…嘘だ!嘘をつくんじゃ無い‼」

「分からず屋だな。君は。

まず独裁者が許可したのはだいたい分かるだろ?」

「あ…あぁ。」

「君の両親…いや、参加者全員の両親と言った方がいいか。

その両親達は、君のような反抗的な子供はこの国にいらない、

というテーマで話し合いをした。ちょうど一ヶ月前くらいだ。

そしてたどり着いた答えが、その反抗的な子供同士でサバイバルをさせ、

この世の厳しさ、親の大切さを学んでもらうというゲームを用意した。」

「急過ぎて話がまとまらないが、だいたい分かった。」

「分かったならもういいだろう。

エントリーナンバーとパスワードをいえ。」

「聞きたいことがまだある…」

「こっちも好きでやっているんじゃない!早く言え!」

「わ、分かったよ。

エントリーナンバーは、3。

パスワードは、1311だ。」

「それでいいんだよ。じゃあ、先にあるテーブルの上にある

"武器"を3つ選んでこい。」

「ぶ…武器?」

「早くしろ!鉛のごほうびがほしいのか?」

「いえ。いりません。」

「じゃあ早くしろ!」

「分かりました。」

といい、先にあるテーブルに向かった。

テーブルの上には、銃やチェーンソー、刀、スタンガン、etc…

があった。

俺は銃を二丁とチェーンソーを手にとった。


「これぐらいでいいか。」

とテーブルをあとにした。

いまの選択がのちの運命に大きく関わることも知らずに。


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