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将棋をしよう!(連載版)  作者: 焼ミートスパ
第二章 小学校編
9/88

9 いきなり銀矢倉さんが謝りに来たんだよね(その2)

「・・・負けました」


おじいちゃんの友達の孫が頭を下げたんだよね



かなり悔しそうだんたんだよね


ちょっとだけ瘤飲が下がったんだよね






状況を説明するんだよね



小学校で上級生に絡まれたんだよね


上級生のおじいちゃんがボクのことを「将棋が強い」って褒めたのが原因だったんだよね


それでひと騒動あったため夜におじいちゃん付きで謝りにきたんだよね


・・・正確にはおじいちゃんに無理矢理謝りにこさせられた、なんだよね





そこまでされたら許さない訳にはいかないんだよね


本当は嫌だったんだよね


でもしぶしぶ許したんだよね


おじいちゃんの顔を立てたんだよね(涙)




・・・謝れば許されると言う昭和の常識は間違っていると思うんだよね




そこでおわらないのがおじいちゃんクオリティなんだよね


「じゃあ将棋をしようか」


となったんだよね





意味がわからないんだよね


謝れば終わりで、仲直りのために一局しよう、なんてどういう考えなんだろうね


意味不明なんだよね





まあ、こちらにとっては好都合なんだよね


絶対に泣かしてやろうと思っていたんだよね


だから手加減なしでヤったんだよね(笑)





最後には涙目だったんだよね


ざまあみろ、なんだよね


おかげですっとしたんだよね





え?


大人げない?


ボクは子供なんだよね


全然問題ないんだよね(笑)





まあ、言うだけあって結構強かったんだよね


おじいちゃんは『矢倉』使いだから、その孫は『銀矢倉』使いだったんだよね


ボクがおじいちゃんと同じ『矢倉』使いだと聞いていたそうなんだよね


だからその強化版とも言える『銀矢倉』使いの自分なら勝てると思ったみたいなんだよね


・・・コーヒーに砂糖を10個入れたくらい甘いんだよね





ボクは古今東西のありとあらゆる攻略法を知っているんだよね


『銀矢倉』くらい楽勝なんだよね






ここでちょっと『銀矢倉』について説明するんだよね


ついてきている人が居ないような気がするんだよね


・・・知っている人は読み飛ばして欲しいんだよね





下にあるのが普通の『矢倉(囲い)』なんだよね


--------------------


   歩歩

歩歩銀金

  玉金

香桂


---------------------



ちょっと前に解説したけど忘れているかもしれないんだよね


まあ憶えていなくっても上を見ればいいんだよね




玉を囲むから防御力が強いんだよね





でも実際に将棋をしてみると判るんだけど横からの攻撃に弱いんだよね


玉の隣の金を取られると一気に崩壊してしまうんだよね



そんなわけで


--------------------


   歩歩

歩歩銀銀

  玉金

香桂


---------------------



といったような対策がとられるんだよね


簡単に言うと銀の隣の金を銀にして横方向の防御力を強化する、なんだよね





判り易く区別するため『(金)矢倉』に対して『銀矢倉』って呼ばれていたりするんだよね


憶えやすいんだよね


考えた人って神様なんだよね





もっともボクは『銀矢倉』の攻略法も知っているから無駄なんだよね


負けるわけがないんだよね





一応上からの攻撃と横からの攻撃の2種類の攻略法があったりするんだよね


もちろん横から攻撃したんだよね


相手の得意技を真っ向から叩き伏せるんだよね





・・・性格が悪い?


イイ性格していると良く褒められるから問題ないんだよね






ボクにとっては知っている手順なんだよね


相手にとっては「なんでそうなるんだよ!」って文句を言いたくなるほどの情け容赦ない攻撃だったりするんだよね


・・・『銀矢倉』くん、御愁傷様なんだよね





終わった途端、マジ泣きしていたんだよね


小学生だから仕方がないんだよね


本当に御愁傷様なんだよね




でも物足りないんだよね


もうちょっと泣かしてもいいんじゃないかと思うんだよね




もうちょっと泣かせたいから


将棋をしよう!


なんだよね

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