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将棋をしよう!(連載版)  作者: 焼ミートスパ
第三章 将棋教室編
21/88

21 棒銀で崩した後に飛車と角の二刀流で草刈りとは容赦がないって言いたいんだよね

元奨の先生との第二局が始まったんだよね




・・・よく懲りないものだと思うんだよね


元奨のプライドがあるからなんだろうけどね





ボクは勝ち逃げしようとしたんだよね


でもおじいちゃんに止められたんだよね


ジジバカなんだよね


だから二回戦も仕方がないんだよね


・・・ちくしょう、なんだよね




先生はまたしても『棒銀』でボクの陣地を崩しにきたんだよね


ワンバターンなんだよね


そう思ったら飛車と角で次々と駒を取って行ったんだよね





・・・ああそうきたか~、なんだよね


やる気が空回りしているんだよね


相手するのも面倒なんだよね


困ったものなんだよね





いくら小学生こどもに負けたからといって大人げないんだよね


でも勝気が勝ってうっとしいしだけなんだよね


だから(たぶんだけど)三段リーグを勝ち抜けなかったんだよね





ボクの駒を取るというのはそのために自分の駒を犠牲にするってことなんだよね


つまりはボクに駒を渡すってことなんだよね


取った駒は好きな所に打てるんだよね


勝気だけが空回りするとスキができるんだよね




言っているそばからスキができたんだよね


ボクが持ち駒を打つと先生の駒がタダ取りなんだよね



ひっかけもなにもない完全なミスなんだよね




判ってるのかな?って思うんだよね


多分判っていないんだよね



だから打っちゃうんだよね


<パチ>



先生は唖然としていたんだよね


なんでこんな簡単なミスを!?って顔なんだよね


スキを見せすぎなんだよね





小学一年生相手だとそこまで考えないんだよね


一度負けたから警戒くらいはするんだよね


小学生に負けて頭に血が昇っているからミスするんだよね





ボクは今までのストーカー、もとい将棋フアンの経験から最適解が判るんだよね


ノータイムで指していくんだよね


当然のことながら勝つんだよね




憶えていないだろうけどボクの中身は『じじい』だからね


お互いに最適解で指していくんだけど元奨先生とボクでは最適解のバージョンが違うんだよね




たとえるなら


ウインドウズ95とWin10


ウオークマンとipad


紅の豚の飛行機とF-18


クリリンとフリーザ様


JAとEVA


なんだよね




勝つのは当然なんだよね






どこかの小説でも言っていたんだよね


すでに結論が出た定跡を知らずに指してきた相手をヒロインがボコボコにした、ってあったんだよね




ボクはこれから80年くらいの間に寝癖王や高速棋士等々の数多くの天才が指した棋譜をすべて憶えているんだよね


ストーカー、もとい将棋オタクを舐めるな、なんだよね





昭和の時代の勉強は人が中心だったんだよね


師匠に教えを乞うとか


対局相手と検討をするとか


勉強会をするとか


なんだよね




でも令和になるとAIとネットが中心なんだよね


最新の棋譜は動画サイトですぐに解説が始まるんだよね


昔の棋譜も動画サイトやら攻略サイトで丸裸なんだよね


棋譜も人が検討するのではないんだよね


AIが点数で検討するんだよね


そしてAIが出した答えを解読して解釈して実際に使うんだよね


昭和の10倍、いや100倍の速度で勉強できるんだよね


・・・もはや人がいらないんじゃないかと思うんだよね




それらすべてを知っているんだよね


だから昭和の時代の元奨を手だまにとるなんて楽勝なんだよね




だって打たれる手はいつか動画サイトで何度も見た手ばかりなんだよね


負ける方が難しいんだよね




元奨の先生は唖然としていたんだよね


一度ならず二度までもボコボコなんだよね


二度目なんて真剣にやったにもかかわらず一度目よりもボコボコなんだよね


涙目だったんだよね






でも結構楽しめたんだよね


ボクを満足させたんだから誇っても良いんだよね





気分がいいのでもう一局くらいやってもいいんだよね





だからボクがイイ気分になるためだけに


将棋をしよう!


なんだよね

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