表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

ここは日本?いいえ、異世界です。


いきなり唐突なのだが、ここで質問だ。

皆は異世界を信じるだろうか。

オレは信じる方に1票投じたいと思う。


だってさっきまで仕事の面接してたんだぞ??

それがいきなりレンガ作りの建物が見える所にポツーンと突っ立てたんだよ。

まぁまて、考えろ。餅つけじゃなくて、落ち着け。


ふと、自分の置かれている状況を整理している時、視界の端に人影が映った。

しめた、そう思いつつ急いで追いかける。

だってこの状況になってから、初めて見る人影なんだもん。安心するじゃん??

もしかしたら、ここが何処なのか分かるかもしれないじゃん?


早速、足早にその人影に近付く。決してストーキングでは無い。

見た限り、後ろ姿から想像できるのは女性だ。


「すいません!!」


この一声をかければ、大抵の人なら足を止め、こちらを向く。

こちらに向けられた、その見知らぬ女性の顔を見た時に思った。


あ、可愛い·····


いかんいかんと頭を振り、見とれてる場合じゃないぞと自分に言い聞かせる。

ラブコメなら、ここから2人の仲は発展していくと思うけど、今のオレの状況がそうさせてくれそうにない。

まずはここがどこなのか聞かなければ。


「あの、もし差し支えなければここがどこか教えて貰えないでしょうか?」


それに対しての返答を待っていると、その女性から返事が帰ってきた。


「ここは、シャンディーという村ですけど···」


シャンディー…?聞いたこともない村の名前だ。

そもそも日本国にそんな名前の村なんかあるのか?

オレが浅学なだけかもしれないけどね。


「貴方は、冒険者の方?それとも、商人の方でしょうか?」


「いえ、ニートです」


即答で返す。

だってオレは求職中のニートだからね!


「ちなみになんですがぁ···ここって、日本という島国ですよね?」


「ニホン?そのような名前の島国はないですよ?」

彼女は続けてこう言った。


「ここはレグエパンタ国です!!」


ここでまた、皆に質問だ。

皆は、異世界というものを信じているだろうか?

オレは信じる方に、いや、信じざるおえないみたいだ·····




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ