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ミスクラ! ~旧校舎の六不思議~  作者: 直井 倖之進
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エピローグ

                

                エピローグ


 九月二日月曜日、新学期。

「権田さん。いるか?」

 西桜小学校内交番の引き戸を開けて、颯太が顔を覗かせる。

「おう、暫くだったな。元気にしていたか?」

 権田巡査部長は、厳格な彼にしては珍しく、気さくに手を上げて彼に答えた。

「まぁな。いつまでも、くよくよばかりはしていられないって」

 置かれた椅子に、颯太は勝手にずかっと腰を下ろした。

 そこに権田巡査部長が尋ねる。

「それで、ミステリークラブは? ミスクラは、どうすることになったんだ?」

「続けるに決まってるだろ」

「そうか」

 権田巡査部長は、少し嬉しそうに微笑んだ。

「俺、今回の事件で思ったんだよ。俺たちみたいに悲しい思いをしている奴らって、他にもいるんじゃないかって。だからさ、そんな奴らを少しでも減らすためにも、ミスクラは必要だろうって……」

「なるほど」

 にこりと笑った権田巡査部長は、椅子に座る颯太の肩に手をかけて聞いた。

「なぁ、颯太。お前、将来警察官になるつもりはないか?」

「警察官かぁ。俺、学校の先生も悪くないと思っていたんだけど、権田さんがそう言うんなら、考えといてやるよ」

 威張って返事をする颯太を前に、権田巡査部長は、

「よし、楽しみにしているぞ」

 と、その髪がくしゃくしゃになるまで彼の頭を撫で続けるのだった。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 以上で『ミスクラ! ~旧校舎の六不思議~』、物語の全てが完結です。

 途中、『嫌忌者』を間に挟みましたので、これで小説家になろうさんに置かせていただいている小説は全16作。本日、その全てが完結したことになります。

 

 さて、ここまで2年あまりに亘って小説投稿を続けてきたわけなのですが、この『ミスクラ!』を最後に長期の休みに入ろうと考えております。

 とはいえ、パソコンのハードディスクの中には、過去に記した物語の数々が、まだまだひっそりと残っており、折角このような場が設けられているにもかかわらず、それを掲載しないというのは、私自身としてもったいなく思っているのも事実です。

 そのため、数か月なのかそれ以上となるのかは分かりませんが、必ず帰って参りますので、それまで、暫くの充電期間とさせてください。

 なお、これまでの16の作品につきましては、そのまま、こちらに残させていただこうと考えています。

 投稿再開の目処が立ちました暁には、ブログにてお知らせいたしますので、この上なくお暇な際にでもお立ち寄りいただけましたら幸いです。


 趣味で物語を紡ぎ始めてから10余年。まだまだ未熟者ながら、作品の一つひとつには私なりの思い入れがあります。

 そんな思い入れの一端にでも、今、こうして触れていただいているのだという事実。大変ありがたく受けとめております。

 それでは、最後まで末筆になってしまい申し訳ありませんが、今後の皆さんのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、直井 倖之進、暫しの充電期間に入らせていただきます。ありがとうございました。

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