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300文字で行こう

ハロウィン

作者: asaghi

「Trick or Treat!!」

「まあ、今年も元気一杯ね。はい。」

未だ湯気が立っているお菓子は、魔法の様に両掌を温める。

本番前にもっと練習が必要だったかな?

「とりっく おあ とりいと?!」

「おお、凄く怖いお化けだね、ほら。」

誰も仮装の下を気にもしない。それで良いんだ。今夜は特別。

「トリック オア トリート?!」

「あら、御苦労様。」

「お前、御苦労様は無いだろう?はい。」

「有難う。」

玄関口を潜って帰り道を歩く間にも、泣かない筈の僕の眼からは、涙が止まらなかった。気付かれなかったと思うけどね。

パパが待っているけれど、振り返る。


ずっと、心配していたよ、新しいパパと、仲良くね、

天国で見ているからね、ママ・・・。



          * The End *

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