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6、馬は友達


 ロザンナは使用人達の小言を無視して彼等の目を盗みながら毎日交流を深めるためにメイの下に通い続けて話し掛けたりブラッシングをしていると友人のように仲良くなった。


「ねぇ、メイ」

「なぁに?ロザンナ」


 この日も熱心にブラッシングをしていた。


「私を貴女の背に乗せて欲しいのだけど駄目かしら?」

「ロザンナなら歓迎するわ。まずはロジャーに鞍とか持って来て貰った方がいいかも」

「わかった。待っててね」

「あまり張り切らないでね?転ぶと大変よ?」


 心を通わせると次第に触れてなくても言葉を交わす事が出来るようになっていてこの頃になるとメイは子供のように嬉しそうにする彼女にこうして注意を促したりしていた。


「メイは優しいね。大好きよ」

「私もロザンナが大好きよ」


 ロザンナはロジャーを探してついでに馬具の取り付け方を教わることにした。


「流石ね!やはり手慣れてるわよねぇ。私も早くこれくらい出来るようになりたいなぁ…」

「お嬢様ならすぐですよ。重いものは運びますので必ず私に声を掛けてくださいね」

「わかったわ。ロジャーに言われたら出来そうな気がしてきた。いつも有り難う」


 この頃になると毎日馬屋に通い続けていたため、ロジャーとも気楽に会話をする程に仲良くなっていた。

 全ての準備が整うとロジャーに乗り方を教わりながらメイの背に初めて乗せてもらったロザンナは感動した。


「メイ!凄いわ!貴女ってこんなに素晴らしい景色を見てたのね」


 メイの高さから見る景色は普段の自分の目線の景色とは違い、とても眺めが良く気持ちの良いものだった。


「気に入ってくれて良かったわ」

「お嬢様、早速ですが…まずは…」


 ロジャーはゆっくりと歩く事から教えた。


「とてもお上手ですよ。そうです、馬の調子に合わせて少しずつ慣れてみましょう」


 ロジャーの手本通りにするとメイも安定して歩いた。


「ロザンナ、上手よ」

「メイの気遣いがあってこそよねぇ」

「そんなこと言ってくれるのは貴女くらいよ?」


 二人は楽しそうに会話するとロジャーは不思議そうにした。


「お嬢様はメイの話す事がわかるのですか?時々そのような素振りを見せるので気になってました」


 普段は出来るだけ小さな声で話し掛けていたのだがロジャーには気付かれていたようで少し戸惑いつつもこの際だと開き直った。


「これは皆に内緒よ。不思議な事だけどメイとは話が出来るみたいなの。だから彼女の事は大体わかると思うわ」

「凄いです!いいなぁ。僕も話してみたいです」


 ロジャーなら問題ないと思い話すと彼は目を輝かせていたがロザンナは何もアドバイスは出来ないので下手な事は口にせずに素直に話す事にした。


「それは無理よ?私だってよくわからない間にこうなってただけだもの」


 二人はそれから毎日乗馬の特訓をしてメイの助言もあり、あっという間に乗馬をマスターした。


メイ:どうだった?

ロザンナ:素敵だった!でも…少し筋肉痛が…それを無視すれば楽しいし、今では筋肉痛もなくなってきたかも。

ロジャー:お嬢様、あまり無理はしないほうが…でももう少し慣れると解消されると思いますよ?

ロザンナ:わかったわ。体は必ず解して慣れるわね!

ロジャー:メイ、筋肉痛って慣れるものなの?

メイ:私はほぼ筋肉だし…筋肉痛がわからないわ…

ロザンナ:あれ?ロジャーもメイと話せるの?

ロジャー:この後書きは裏設定を話すために何でもありだそうです。

メイ:それならゴルシは紳士と話しても問題ないのかしら?

ロジャー:それは問題ありでは?彼に対する逸話の数々が面白すぎて僕も好きだけど…

メイ:仕方ないわね…設定以外は控えるわ。

ここまで読んで下さった皆様有り難う御座います。


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