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邪神の愛

作者: 蓮薔薇 揺麗

邪神が居るとしたら


俺は邪神に愛されているだろうか



否、愛されてなどいない



たとえ邪神に愛を求めたとしても


無関心だけを残して何処かに去る


邪神には知恵がある


邪神は俺をよく知っているから


俺がどういう人間なのか


俺がどう生きていたのか


隠せぬ全てを見ているから


邪神のような俺を愛してくれない


聖人を謳い他を諭す振る舞い


邪神はその未来を知っている



邪神としての愛は不要なのだ



いつまでも無関心を貫く


最後には目を合わせることになるから



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