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最強美少女と最強男子  作者: キシゲ イシン シヨウ
第2章
29/52

第17話 最強の4人VSファンクラブ 第5戦 (3)

 赤のマッチアップは4番が美奈、5番が美帆、6番が由佳、7番が美琴、8番が美咲。

 美奈はドリブルをしながら、赤の穴を探す。美帆が5番の隙を突いてゴール下に走る。美奈と美帆の視線が一瞬交わると、ボールをついている左手でボールを掴むことなく、リング横に投げる美奈。

「「「「「!?」」」」」

 赤は美奈の動きが速すぎて動けない。ボールがリングの横にきたとき、ゴール下に走っていた美帆がジャンプしてボールをキャッチ。そして、そのままリングに、「ガシャン」、叩き込んだ。


「アリウープ!! しかもダンクだ!」

「女子のダンクなんて、俺初めて見た!」

「オレも!!」



「ナイッシュウー! 美帆」

「美奈こそ、ナイスパス!」

 自陣コートに戻る青。赤はアーリーオフェンスで攻めるが、やはり戻りが速い。

「ディフェンス!」

 美咲が叫ぶと先ほどのマンツーから変わって1−3−1ゾーンのゾーンDFになった。

「なっ!?」「ゾーン!?」

 3Pで追いつこうとした赤にとって最悪のゾーンだ。時間は10秒を切った。4番はインサイドの5番にパスを出し、5番はフェイドアウェイでシュート。


 ガシャン


 ビーーーーッ

「第1クォーター終了です!」


 青28−5赤


「次からはさらに攻めるわよ! みんなにパス出すからね!」

「OK!」

「まかせて!」

「足を引っ張らないように頑張るわ!」

「わかった」





「4番のパスに注意! 5番は足の速さ、8番はジャンプ力に注意!」

「6番と7番は?」

「6番の由佳も少々厄介だけど、今のところはもんだいなさそうよ。7番は全然問題ないわね」

 冷静に分析している赤。だが、唯一のミスは美咲への判断を見誤ってしまっていることだが、そのことには現時点では気付かない赤のメンバー。



 ギャラリーで見ていた拓海たちはここまでの試合状況を分析している。

「美島さんのパスはとんでもないね!」

「北村さんのアリウープもびっくりしたね!」

「……雅樹は見ていてどう思った?」

「赤はあまり点は取れないね」

「だろうな」

「……問題は」

「斎藤……だな」

「確かに。いつ動くか、だね」



 ビーーーーーッ

「青ボールからです」

 美奈はボールを受け取るとすぐ美琴にパスを出す。美琴はドリブルでインサイドに突っ込んでいく。と、見せ掛けてアウトサイドの美咲にパス。ノーマークだった美咲はそのまま3P。

「しまった!」


 ザシュッ


「ナイッシュウー!」

 すぐに戻る青。赤はそのためなかなか攻めきれない。

 シュートを打つが入らず、リバンドを美帆に全て取られてしまう。

「ディフェンス!!」

 それでもなんとかファーストブレイクだけは防いでいる。


 しかし、美奈のパスをカットできず、穴を突かれまくり、美帆のダンク、由佳のジャンプシュート、美咲と美奈と美琴んお3人の3Pで点差はどんどん開く。

 赤はなんとか4番7番8番の3Pで食らいつくが、なかなか打たせてはもらえない。それでも5番6番のジャンプシュート、8番のドライブで点を取る。




 第2クォーター残り20秒。Cの美帆が3Pを打った。


 ザシュッ


 今のシュートが決まり、得点が青100−29赤。


「嘘でしょ……」

「半分も終わってないのに100点取られるなんて」

 まさに美帆の3Pが相当のダメージを与えたようだ。まだ美咲が本気を出していないのにだ。



「どうする? 美咲」

「予定通り、第3クォーターから本気で行くわよ!」

「わかった」


 ピーーーーッ

「第2クォーター終了です」


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