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最強美少女と最強男子  作者: キシゲ イシン シヨウ
第2章
23/52

第11話 最強の4人VSファンクラブ 第3戦 (1)


 翌日の昼休み―――――――





 中休みに野球は昼休みに行うと言われたため、美咲たちは3限目の授業が終わると早弁をしていた。昼休みになると、自分のグローブを持って野球・ソフトボール専用である第2グラウンドに向かった。


 グラウンドに着くと美咲と美奈、美琴と美帆でキャッチボールを始めた。

「野球の勝負ってどんなのかしら?」

「あれじゃない? お互いに何球か投げて何本打ったっていうやつ」

「そうだね」

「私はなんでもいいけど」

 対決のやり方が気になっている美奈と美琴と美帆に対して美咲はなんとも面倒くさそうに言っている。

「ところで美咲?」

「何?」

「今日はどっちで投打するの?」

 4人とも右利きで美奈と美琴と美帆は右投げ右打ちなのだが、美咲だけは両投げ両打ち。しかも両方とも男子並み。

「まだ決めてない。だから両方の肩作ってるんだよね」







 キャッチボールを始めて10分。一人また一人とギャラリーが増え始め、その中に拓海、祐輔、駿、雅樹の4人もいた。

「野球対決、俺も参加したいな」

「だったら野球部に入部しろ」

「この勝負には関係ないと思うけど……」

「俺はバスケがやりたい……」

 そこに同じクラスで野球部所属の工藤くどう啓一けいいち津山つやましょう若松わかまつ翔太しょうたもやってきた。

「この勝負、祐輔たちはどっちが勝つと思う?」

「俺たち2人は向こう(ファンクラブ)が勝つと予想で、翔太だけはこっち(美咲たち)が勝つと予想している」

「俺らは斎藤さんたちが勝つと思っている」

「それじゃあ勝つ方に1000円賭けようぜ!」

「「「「賛成!」」」」

 拓海たち後ろから声が聞こえ振り返ると、そこには1−2生徒全員だった。これによって1−2の賭けが始まった。その結果、美咲たちには14人、ファンクラブには24人、となった。





 キャッチボールで肩を温めていると、ファンクラブの代表者が来た。

「ゲーム開始は10分後。対戦方法は1人10球勝負でお互い投打します。対戦相手はくじを引いて決めます。キャッチャーはギャラリーの中から1人選んでおいてくださいよろしいですか?」

「構いません」

「それでは、10分後」

 向こうの代表者が去っていくと美咲たち4人は同時にギャラリーの一点に視線を向けた。

「キャッチャーを頼むのは、やっぱりあいつしかいないわね」

「野球部1年生キャッチャーの若松君」

「奴で決まりね」

 美奈が若松を説得しに向かい、なんとか引き受けてもらった。


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