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最強美少女と最強男子  作者: キシゲ イシン シヨウ
第2章
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第3話 最強の4人VSファンクラブ 第1戦 (1)

 水曜日の放課後。

 美咲たちは助っ人にクラスにいた2人の女子バレー部員と一緒にの指定された第三体育館へ向かう。


 助っ人の2人はバレー部期待の1年部員だ。1人は身長161cmで黒のセミロングで可愛い系のセッター、伊藤いとう真帆まほ。もう1人は身長171cmでショートヘアでボーイッシュのウイングスパイカー、森川もりかわはるか



 6人が体育館に着くと、そこには大人数のギャラリーが集まっていた。なんと、ファンクラブ側が新聞部に今回の件を公表して宣伝していたのだ。

「いくらなんでも多過ぎだよな……」

「「「「「うん……」」」」」

 ギャラリーの数は少なくとも200人は超えているため、呆然としてしまう美咲たち。そこに、美咲たちに気付いたファンクラブの人間が近づいてきた。

「お待ちしておりました。お逃げにならずにお越しいただきありがとうございます」

「ゲームは、1セット。今から15分後に開始したいと思います。よろしいですか?」

「構いません」

 話が終わると美咲たちはアップを始めた。





 体育館に向かう4人の影。それはファンクラブに“青城の四天王”と呼ばれていた張本人たちだ。

「さっき掲示板にこの勝負のことが掲示されてたぜ」

「随分大事にしてるんだな、あいつ等」

「どっちが勝つかな? 俺としてはどっちも負けて欲しくないんだけど」

「いい加減にしろよ。その女好きみたいな態度」

「そうそう。こっちまでとばっちりを受けるんだから」

 ここでも雅樹の目立ちたがりが出たため、流石に注意する祐輔と駿。

 さらに拓海からきつい一言。

「…お前、彼女できないな……」

「「………」」

 思わず黙ってしまった祐輔と駿。雅樹は「そんなー……」と言って顔を俯けた。どうやらテンションが一気に下がったようだ。そんな雅樹を無視して拓海は歩いていき、そのあとを追っていく祐輔と駿。

 4人が体育館に着くと、ちょうどこれから試合が始まるところだった。





 15分経ち、ゲームが始まった。

 ファンクラブ側もメンバーは3年と2年が3人ずつで6人とも女子バレー部員。そのうち3年2人と2年1人はレギュラーだ。



※3年レギュラーの2人の背の高い方(176cm)をA、もう1人(170cm)をB、2年レギュラー(173cm)をC、残りの3年(168cm)をD、残った2年のうち背の高い方(171cm)をE、最後の1人(166cm)をFと省略。



 サービスは相手からで打つのはのAだ。美咲たちはBR、BC、BL、FR、FC、FLの順に美琴、美咲、美奈、真帆、美帆、遥。

 Aがジャンプサーブを打ってきた。かなり速い球だが、美奈はいとも簡単にレシーブして真帆の方に飛ばす。それを真帆がBクイックトス(レフト方向)を上げると遥が強烈なスパイクを決め、1−0。

 サービス権が美咲たちに移り、遥もジャンプサーブを打つ。これをEがレシーブ、FがAクイック、Cがスパイク。しかし、美帆と真帆のブロックが決まり、2−0。

 再び遥のジャンプサーブ。今度はAがレシーブ、Dがオープントス、そしてAが強烈なバックアタック。美奈と真帆がブロックするが、ブロックしきれず球は後ろに。だが、美咲がこれをレシーブし、真帆がAクイックトス、それを美奈がサイドラインぎりぎりに決める。これで3−0。



 その後も、美咲たちは相手に1ポイントも与えず、17−0。ここでファンクラブ側がタイムアウト。


「彼女たち、強すぎるわ……」

「とても素人とは思えません……」

「このままだと0点負けに……」

「何としても逆転するわよ!」

「「「「「おー!!」」」」」

 ファンクラブ側はバレー部のプライドにかけても負けられないため、気合を入れ直した。




 一方、美咲たちは――――――



「ここまでは順調ね」

「このあと遥ちゃんだけじゃなく、美咲ちゃんと美琴ちゃんにもバックアタックをお願いするわ!」

「任せて!」

「思いっきり決めてあげるわ!」

 先程までの攻撃パターンに加え、美咲と美琴のバックアタックを追加することに。

 これでさらに攻撃パターンが増えた。



 タイムアウトが終わり、ゲームが再開する。

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