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⭕ 番外編:捜査に参加 3


 セロフィートは手品を使って、事件を解決させる為に7つの手掛かりを紙袋から出した。

 どんな手掛かりを出したのかと言うと──、使用済みの靴,使用済みのズボン,使用済みの黒いパーカー,血痕の付いた軍手,煙草の吸い殻,毛髪の付いた帽子,使用済みのマスク──の7つ。


「{ ──セロ、幾(いく)ら何(なん)でもサービスし過ぎじゃない?? }」


「{ 何(なに)か問題あります? }」


「{ いや、無いけど……。

   これって全部、犯人の私物だよねぇ? }」


「{ はい♪

   煙草の吸い殻以外は、犯行時に犯人が身に付けていた私物です。

   犯人自(みずか)ら処分した物ばかりです。

   回収可能な物は、犯行時の状態に戻して転送しました。

   回収不可能な物に関しては〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉で構成しました }」


「{ 既に処分してたんだ?

   犯人もま(・)さ(・)か(・)自分で処分した私物が警察の手に渡ったなんて思いもしないわよね? }」


「{ そうですね。

   因(ちな)みに煙草の吸い殻は犯人の家から拝借し、転送しました }」


「{ これだけ犯人の私物が有れば、犯人を特定する事も可能じゃない?

   犯人逮捕も早いかも! }」


「{ さて、それはどうでしょう。

   犯人の特定が出来、身元も判明しても、逃走されてしまえば終わりです。

   指名手配書が無駄に増えるだけです }」


「{ 確(たし)かに──。

   逃走前に捕(つか)まえれるから、逮捕が出来るんだもんね?

   あれだけの証拠品があって、犯人の特定が出来ても逃走されて、隠れられたら意味ないわね。

   未解決の迷宮入り事件が増えちゃうだけね }」


「{ ワタシは十分、捜査に協力しました。

   後(あと)は警察の腕の見せ所(どころ)です }」


「{ そうね。

   殺人犯が逃走犯になって別の場所で事件を起こさなきゃ良(い)いけどね! }」


「{ お母さんは『 犯人が逃走出来ない様(よう)、両足を壊死させなさい 』とは言いません? }」


「{ ──はい?

   両足を壊死させる??

   どゆこと? }」


「{ 両足が壊死すれば身動きが取れなくなります。

   逃走は出来ず、警察に逮捕してもらえます♪ }」


「{ ……………………はぁ~~。

   もう、既に壊死させてんじゃないのぉ? }」


「{ おや、分かってしまいました? }」


「{ アタシはアンタの生みの親だからね!

   アンタはそ(・)う(・)い(・)う(・)奴だよ! }」


「{ 気が利くでしょう? }」


「{ そうね…… }」


「 セロフィートさんも瑩(えい)琺(ほう)さんも内緒話(ばなし)をしないでくださいよ!

  やっぱり、セロフィートさんに声を掛けて良(よ)かったです!!

  こんなに犯人に繋がる手掛かりを入手する事が出来るなんて思ってなかったので! 」


「 鑑識さん達、忙しくなりますね 」


「 そうですね。

  でも、これで占い師を惨殺した犯人に近(ちか)付(づ)けます!

  犯人逮捕も近いかも知れません 」


「 お役に立てれて何(なに)よりです 」


「 瀧(たき)東(とう)刑事──、捜査に協力したんですから、犯人が逮捕されて事件も解決した暁には──、“ お手当て ” は貰えるんですよね? 」


「 はい?

  お手当て……ですか? 」


「 まさか、無報酬のタダって訳じゃないですよねぇ?

  警察署は世間に公開の出来ない裏金を隠し持ってるんですから──、当然ケチらず支払ってもらえますよねぇ? 」


「 瑩(えい)琺(ほう)さん、警察署は裏金なんて隠し持ってませんよ。

  ドラマの見過ぎです。

  ドラマはフィクション──、作家の妄想で出来た作り話ですよ。

  真(ま)に受けないでくださいよ~~ 」


「 お母さん、瀧(たき)東(とう)刑事を困らせないでください 」


「 はいはい!

  悪かったわよ~~ 」


「 瀧(たき)東(とう)刑事、帰宅しても良(よ)さそうです? 」


「 そうですね。

  用があれば私から連絡させて頂きます。

  今日(きょう)は本(ほん)当(とう)に有(あ)り難(がと)う御座いました! 」


 瀧(たき)東(とう)さんは嬉しそうにセロフィートと私に頭を下げてくれる。

 新人刑事さんって謙虚よね~~。

 偉そうでふ(・)て(・)ぶ(・)て(・)し(・)い(・)刑事さん達にも見習ってほしいもんだわね!


 私はセロフィートが運転する車に乗って裏野ハイツへ帰る事になった。

 因(ちな)みにセロフィートの免許証は〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉で構成した物で、教習所で車の運転なんて習ってない。

 車は古代魔法で動いている。

 バンドルさえ握っていれば、勝手に走ってくれて、必要な時(とき)には減速したり、停まったりしてくれる超楽(ラク)チンな車だったりする。


 古代魔法って便利よねぇ~~。

 無免許の私にも運転、出来そうじゃない?

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