イースターのたまご
イースター。
今年は4月4日みたいです。
馴染みがあるかどうかは人それぞれだと思いますが、わたしはかなりはっきりとした思い出が蘇ります。
今日はそんな話をちょこっと。
イースターの準備と言えば、たまご。
こんなことを毎年してたなと思い出すのです。
①たまごに絵を描くことを大人に頼まれる
②イースターの日に配られるたまごに自分の描いたものが入ってるか確認する
③自分の描いたたまごが入ってるとちょっと安心
もちろんたまごの殻に絵を描くのですが、食べる時に殻を剥くとたまごに絵が写ってしまっていたりして。
小さな頃のわたしは、殻を剥く瞬間ドキドキしていた記憶があります。
さすがにたまごに色が滲んでいると大丈夫かな?この方法でよいのかな?と思うというところまでがイースターの記憶。
③の安心するというのは、誰のもとにたまごが渡ったのかわからないくらいなら自分のところに来て欲しいなという気持ちから。
春のお花ということで、よくチューリップを描いていたなと、これを書きながら思い出しました。
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自分からやりたくてやることではなかったけれど、色とりどりのマジックペンでたまごが賑やかに彩られていく様は楽しかったのかなと思います。
今年も復活祭の季節になったな……
そんなことを思いながら、あの透明な袋から見えるたまごを思い出した今日。
大人に紛れて、子どもたちに紛れて、小さくなりながら、何かに安心感を求めて、その手は明るくちょっと先のつぶれたマジックペンを掴んで。
好きなことをしていると孤独から解放されて、どこまでも自由で。
誰にも束縛されない世界に行けました。
誰かにとってのブランコや滑り台は、わたしにとっての何かを描くもの、何かを表現するものでした。
あれから何十回目かの復活祭。
笑ってしまうほど、わたしを復活させる魔法は変わらないんだと実感するのです。
そこにいる誰よりも、赤や黄色や青のマジックペンが必要で、誰かが使っていたら大人しく使い終わるまで待って、たまごに描く絵と色に妥協が出来なかった。
そんな自分がここにいます。
変わったものも多いけれど、芯は変わらないんだな……と、桜の似合う青空を眺めながら思うのです。
今、たまごに絵を描くながら、どんな絵を描くだろう?
いろいろ考えて、やっぱりチューリップに落ち着きました。
意外と自分の描くチューリップが気に入っていたのかもしれません。




