第二話 電車に乗って、、
「普通の人間は《地獄》へ行くぞ。お主もさっき《地獄》行きが決まった。」
、、、、ん?俺、どこ行きだって?
「《地獄》じゃぞ。ゆっくりサウナを楽しめ、、、っと言いたいのじゃが、お主は例外なんじゃよ。」
さっきから例外ってどゆこと?
「お主は、な・ん・と!」
ごくり、、、
「な、な、なんと!」
もったいぶらずに早く言ってくれ!
「せっかちなやつじゃのー、、、ごほん、、えーお主は、《地獄》行き10万人目の人間じゃー」
、、、、、。
「記念して、《天国》行きに記憶を消去せずに行けることが決まったぞ。」
、、、、、え?
「不満か?あぁ、サウナに入りたかったのか?サウナなら向、、、」
ストーップ!ちょっと待て!え?ほんとに《天国》行けるのか?もう一度生きることができるのか?
「あぁ、できるぞ。そして、今ならワシの加護もセットでついてくるぞ!」
こんな感じのテレビショッピング見たことあるなー。
「で、どうする?っといっても選択肢はないがな。」
、、、なぜ聞いた?
「えー、では《天国》行きの電車があるからそれに乗るんじゃぞ。はい、これがチケットじゃ」
渡されたのはふつーのチケットだが、(天国行き)っと書かれていた。
「んじゃ、健闘を祈っておるぞ!」
その言葉と共に電車が目の前に現れた。ドアがプシューという音を立てて開いた。
ありがとうございました。
「あっちの世界でも頑張るのじゃぞ。」
返事をする前にドアがしまった。
電車は出発した。すごく揺れるので座ろうとしたところまでは覚えているが、、そこからの記憶がなかった。
次回から本編です。
毎日23時更新予定です。