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第九話 叱られ・・・なかった

「えーっとね?魔法が使える人だけに分かる魔法痕があるのよ。魔法痕というのは、魔法を使った後に魔力の全てが魔法に使われていない時や、十分に魔力がまとまっていない時に魔力が流れ出ている痕なんだけど…それが見たことがない程多いのよ。流れ出ている量だけで何個か魔法が使えるくらいに……」

お母さん説明ありがとうございます。

ってえ?


そんなのがあるのか??初耳です。

俺には分から……あ!この水色のフワフワ飛んでいる奴か!!


分かった瞬間に、“この水色のフワフワ飛んでいる奴”略して、“水フワ“の多さに気がついた。


外へ出ていっているモノもある。しかし、それでも多いのか、この部屋を埋め尽くしている。


1つ壁がない状態で、ギリギリ3人の顔が見えるくらい、っといったら分かるだろうか?



…壁が壊れなかったら、この部屋はどうなっていたんだろう??



そんなことより、



……これはバレてるということですかね……



よし!こういうときは、、、

「壁を壊してしまってごめんなさい!お母さんが魔法を使っているところを見ちゃって…俺もカッコいい魔法使いたいな―って…次からはきちんと場所を考えて使います!!」



奥義、おめめウルウル&下から目線!!


この奥義にかかれば、たぶん(ここ大切!)悪いことをした時にも、かる~い説教で済むのである。


(これにかかればみんな、ゆるしてくれるはず!!)

っと思い、目に涙をためて顔を上げた。


「「「……。」」」


すると、また3人が、口を開けたままで固まっていた。




…このシーン多くね??




「……ハッ、このかべはルディ―、お前がやったのだな?」

お父さんがやっと現実に戻ってきた。


ここでウソを言ってもしょうがないだろう。

「えっ…うん。」


「「「……。」」」


え?また沈黙!?



「すごいなルディー!!」

「はへ?」

なんで沈黙が?と思っていたらお父さんが驚いた様子で叫んでいた。


「まだ2歳になっていないのに!…それも、魔法の使い方も教わっていないのに魔法が使えるなんて!!さらに、威力が半端ない!これは王都魔法騎士団の上層部よりも大きい威力があると思う!いや、それ以上か?!」


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