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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

終わり

作者: Tonny August3


特に何もない地方都市。

何の変哲もない高架ホーム。

私は死ぬためにここに来た。

快速電車はここを110km/hで通過する。

飛び込めば確実に私は死ぬだろう。

高架ホームから隣の駅が見える。

次の快速が隣の駅に着いた。

私をあの世にいざなう電車が間もなく発車する。

つまらない人生ももう終わり。

さああの世へ旅立とう。

快速が隣の駅を発車した。

ぐんぐん加速してもうすぐここを通過する。

私は線路に身を投げ出した。

体は窓にあたりどんと音を立てて弾かれた。

そしてはじかれた体はホームの壁に当たり、私の意識は途切れた。

私の人生は終わった。


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