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復讐の鐘が鳴る時  作者: 柊なつこ
零章 準備運動
8/28

聖騎士団

遅れてしまい申し訳ありません。これから投稿頻度が落ちると思いますのでご了承ください。

銀色に光る鎧青色のマントをなびかせ如何(いか)にも騎士って感じだ。

一人だけ鎧の形が微妙に違う、あれがリーダーか...。

最初の攻撃で一気に仕留めようと大きく上に跳躍し騎士達の死角から攻撃をする。...がしかし―――


「上から攻撃。大盾頭上に展開しなさい」


まるで分かっていたかのように防がれてしまった。


『あの野朗勘がいいな』


「...初めて攻撃を防がれました」


『さっきまで戦ってきた雑魚とは話が違う。まぁ死ぬこたねぇが馴染んでねぇその身体じゃ楽には勝てんかもな...おい、もう少し魔力を身体に流せ』


「......了解しました」


奇襲を勘付いたリーダー格もそうだが、短い指示で迅速に動くことが出来る取り巻きも異常だ。この世界の騎士はみんなこうなのだろうか。


「団長に狼煙を。これより部隊を半分に分けます。七人は私と残りアレを食い止めます。残りの八人は彼らを追いなさい、以降マルクを隊長とし行動しなさい」


「「「はッ!!」」」


そうこう考えている間に取り巻きが何やら空に向って球体を打ち出した。

その球体は勢いよく空に向って飛んでいき、やがて強い赤色の光を発しながら霧散していく。それと同時に半数の騎士が森の中に姿を消した。


「...あれが魔法ですか?」


『かなり簡易的なもんだがな。今ので誰かに知らせたんだろう。ったく面倒くさい事しやがってよ』


「貴様、さっきから誰と話している」


「......」


「何故我らを狙う」


「......」


『こいつらは邪魔だ適当に散らせ。とっととあのガキを捕まえろ』


「...はい」


身体の中に眠っている英雄達の因子に問いかける。この世界の英雄は一人も分からんが...まぁ、強いのなら問題ない。


それより子供達だ。


意識を集中すればまだあの子供達の居場所を捉えることが出来るが。距離が遠すぎると何だか白が霞んでしまう。早く......出来るだけ早く目の前の騎士を片付けなくては。


「盾を前にッ!!」


「...愚かな」


力いっぱいに槍を突き立てる。鈍い音が鳴るだけで攻撃した騎士が死んでいない。だが隙はできた。


「魔鉱石の盾が一撃でッグガ!」


横一列に構えた騎士の一人を突き刺し横に凪隊列を崩す。しかし他の騎士達は顔色一つ変えることなく私に斬りかかってきた。


「総員盾を捨て、攻撃は避けるようになさい。隊列を崩します、全員で囲み個々の攻撃のタイミングをずらしながら戦うように!」


「「「はッ!!」」」


盾は無力と判断した指揮官は騎士達の盾を捨てさせた。


「...残り六人」


「死ね化け物!!」


「......私は化け物ではありません」


「ッグ!」


背後からの攻撃を避けると騎士の一人の首を掴み持ち上げた。


「...私は黒の契約者...私は復讐者...私は白を狩る者...私はフリージア・ガルバルディアです...」


「ガ、ガルバルディアだと!? 貴様まさかグァ!!」


驚いている騎士の首を握りつぶすと敵の前に投げる。


「......残り五人」








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