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第3話 夢と休日

更新遅くなりました…………テストやらで色々遅くなってしまってすいません(ーー;)


それと設定に無理があるとの指摘を受けましたので設定を一部変更しました。多少は内容に影響がでるかもしれませんがご了承下さい。


それでは3話どうぞ!

コロンが家にきてから1ヶ月が過ぎた。犬の成長とはとても早いもので、体は一回り大きくなり鳴き声も弱々しい声ではなく大きく『ワン』と発声するほどとなっていた。また、この頃から朝と夜の散歩が和樹の日課となっていた。起床時間は今までより1時間も早くなった。しかし、疲れは思ったほど溜まらず、一日寝れば体力はほぼ完全に回復するため、生活リズムはさほど崩れてはいなかった。


そんなある日の休日、和樹はコロンを連れて近所の公園にきていた。暇さえあればこの公園でコロンと遊び、空を眺めて時間を潰していた。空ほど見ていて楽しいものはない、和樹はいつもそう思っていた。どこまでも青い、かと思えば点々と白い雲がそれを覆い、雲が去っていくとそこにはまた青い空と太陽の輝きが視界をおおう。その一連の流れを見ているだけで嫌なこと、辛いこと、悲しいこと、つまらなかったこと、全てを洗い流してくれるみたいだった。そしてそんな空には、かつて和樹が抱いていた『夢』があった。かつての『夢』それはパイロットだった。何故?と聞かれると答えは色々ある、しかし1番の理由は「空が好きだから」だろう。あの青い空から眺める地上の景色に酔いしれ、その感動を自分だけでなく乗客にも与えられる。そんなパイロットという職業に和樹は深い憧れをいだいていた。そう、何も知らない幼い頃は………………………………しかし、憧れや興味を持ちパイロットの事を深く知っていく内に現実とのギャップに打ちひしがれてしまった。いついかなる状況でも常に最善かつ効率的な判断を下す冷静な心、そして機体のスペック、その日の天候など、全てを把握できるだけの記憶力、そして先の先まで見渡せることのできる視力、どれをとっても自分には足りていない。そのあまりにも高すぎるハードルを前に和樹はいつしか夢を見ることをやめてしまっていた。


「ワン!!!!!」


その思考を断つかのようにコロンの鳴き声が聴こえ、和樹はハッとした。見るとその口にはどこから拾ってきたのかテニスボールが咥えられていた。


「お前…………どっからとってきたとや?」


「ワン!!!!」


まるでどうでもいいだろと言うかのように吠え返すと尻尾をパタパタと振りながらボールを落とした。


「はいはい、わかったから……」


そう言ってボールを投げてやるとコロンは脱兎の如くボールを追いかけていった。その姿を目で追いながら、


「お前は自由でいいよなぁ………………」


まるで溜め息をつくかのように和樹は呟いた。

いかがでしたか?今回はあっさりと終わってしまいました(汗)


次回はもう少し内容のある話にしようと思ってます。


では次回をお楽しみに。

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