ゲームフェイズ1:大広間
「よかったぁー、海斗、ちゃんと居た!よかった!よかったぁー!」
「やれやれ……全く、お前はどうしてそんなにうるさいんだ……」
そうしてバカは無事、海斗と合流できた。海斗は頭の痛そうな顔をしていたが、バカは只々、満面の笑みである!
……さて。このバカが合流した、この青年の名前は辰美開斗。
彼もまた、前回デスゲームの参加者であり……そのデスゲームの中でバカと友達になったのだ。
海斗は前回デスゲームで『海王星からとって、海斗』と名乗ったため、バカはずっと、海斗のことを海斗と呼んでいる。
……海斗は非常に頭がいい。少なくともバカよりは圧倒的に頭がいいし、バカ基準でなくとも十分に『頭がいい』部類に入る人間である。
そんな海斗だからこそ、バカは今回、デスゲームへの同行をお願いした。
……迷いは、あった。海斗は頭こそいいが、度胸がある方ではない。人並みに怖がりだ。特に、高いところは苦手だ。そんな海斗をデスゲームなどに連れ出してしまっていいのだろうか、と、バカは迷った。
だが……『わかんねえ!わかんねえから海斗に直接聞く!』と判断したバカが海斗にこの話を持ち掛けた時、『分かった。僕も同行しよう』と、海斗はあっさり承諾してくれたのである。
曰く、『僕に何かあったとしても、お前さえ無事ならやり直しの異能で僕も助かる。そして、お前がどうにかなる未来は見えない』とのことであった。まあ、それはそうである。バカはとにかく、頑丈なのだ。
……そして、『それに、まあ、友達だから……』とのことでもあった!バカはこの返事を聞いて、嬉しくなって、嬉しさのあまりぱたぱた飛んでしまったので親方に叱られた!
「……さて。お前がこの反応、ということは、これは『一周目』ということか」
安心していたバカであったが、海斗が小声でそんなことを囁いたので、バカは頭の上に『?』マークを浮かべた。すると、そんなバカを見て『ああ、こいつはバカなんだった……』と改めて思ったらしい海斗は、ため息交じりに説明してくれる。
「……何度も言っている気がするが、お前は何度やり直しても、自分の記憶を失うことは無い。だが僕は、お前がやり直す度にデスゲームの最初まで記憶を失っているんだぞ?つまり、僕にはこれが『最初』なのか、『2回目以降』なのかも分からないということだ」
「そ、そっか……?うん、えーと、海斗にとっては毎回が初めまして、ってこと、なんだよな……?俺もそれは分かるぞ!」
バカは、前回デスゲームのことを思い出す。あの時は毎度毎度、ゲームをやり直す度に海斗と『はじめまして!』から始まるものだから、大変だった。尚、大変だった原因の主たるところは、バカが海斗の部屋のドアだの壁だのを破壊して、毎度毎度、海斗を怖がらせたことにある。
「だからお前は僕に会う度に、『今は何回目だ』と報告しろ。いいな?」
「うん、わかった。これ、1回目だぞ!」
……ということで、バカは海斗の言葉を胸に刻み、『ちゃんと何回目か報告する!』と覚えた。
バカはバカだが、言われたことはちゃんと覚えるのだ!
「さて。じゃあ確認だ。お前の『番号』はいくつだった?」
「へ?」
そしてバカは、海斗の発言に首を傾げる。頭の上の『?』マーク再びである。
「……まさか、お前、自分の腕輪を確認していないのか……?」
そんなバカを見て、海斗はいよいよ呆れた顔になってしまった。バカは慌てて、床の光を頼りに自分の腕を確認してみて……。
「う、腕輪……?あっ!?ほんとだぁ!腕輪、ついてる!首輪無かったから油断した!」
左の手首に、見たことの無い腕輪が嵌っているのを見つけた。バカは、『デスゲームって腕に何かつけるもんなんだなあ』と少し間違った学習をした。
「確認してみろ。腕輪の石に番号が刻んであるはずだ」
言われるがまま、バカは薄暗い中で目を凝らして、腕輪を確認して……。
「……えーと、『10』。俺、10番みたいだ」
バカにも数字は分かる。10番。バカは、10番であるらしい。野球だったらスタメン落ちである。バカはちょっぴりしょんぼりした!
「そうか。僕は『1』だ」
そして、海斗は海斗の腕輪を見せてくれた。海斗の腕輪はバカのものと同じデザインである。透明な宝石が嵌め込まれていて、その宝石に『1』と刻んであった。
「色違いかぁ……?」
「……そうだな。僕のは白だった。お前のは……微妙な色だな」
バカの腕輪は、海斗のものとは色が違う。黒と小豆色、暗い黄緑、黄色……といった4色が混ざり合ったような、そんな色合いだ。だが、宝石は海斗のもの同様、透明である。ちょっと光り具合が違うような気もするが……。
「さて。他にも確認したいことはあるが……その前に、そろそろ挨拶の時間か。他の参加者の様子も知りたい。……『駒井燕』の様子も見ておきたいしな」
海斗が顔を上げたのを見て、バカもまた、顔を上げる。
……そう。このデスゲーム、参加しているのはバカと海斗だけではない。当然、他にも人が居る。そしてその中には、今回の依頼にもあった……救助すべき人物、『駒井燕』も居るはずなのだ。
バカは、部屋から出てきょろきょろしている人々の姿を見て……。
「おおーい!みんなー!ちょっと集合してくれー!」
クソデカボイスで、そう、呼びかけたのだった!
バカの声を聞いた者達が、集まってくる。
ある者は、さも当然、というように颯爽と。ある者は、少し緊張気味に。またある者は、ゆっくりと、少々覚束ない足取りで。またある者は、ててててて、と細かな足取りで一生懸命に。
……そうして全員が集まったところで、バカは……自分達を含めた、総勢10名……否、『9人と1匹』を見回した。
見回して……バカは、ぽかん、とした。
そう。バカは……否、バカのみならず、この場に居る全員が……『本人』以外の全員が、唖然としていたのである。
何せ……。
「タヌキだぁあああああ!」
そこには!人間に混ざって、タヌキがちょこんと佇んでいたのである!
「あっ、はい!私は見ての通り、タヌキです!よろしくお願いします!」
「しかも喋ったぁああああああ!?」
そしてそのタヌキが喋ったものだから、バカはもう、びっくりするしかない!否、バカのみならず、全員がびっくりしている!当然、びっくりしている!
「あっ、すみません!私、これでも中身は人間でして!あっ!あっ!怪しいものじゃないんですよ!?信じてください!」
……タヌキがわたわたと弁明するのを見て、バカは最早、只々ぽかんとすることしかできなくなってしまった。悪魔のデスゲームとは言っても、まさか……まさか、タヌキが参加するなどと、一体誰が考えただろうか!
「……す、すまない。タヌキ……さん?その、まずは、自己紹介の時間を取りたい、んだが……いいだろうか」
「あっ!はい!勿論です!私も皆さんのことを把握しておきたいので!是非!」
海斗が戸惑いながら話しかければ、タヌキは尻尾をぴこんと立てて、元気に返事をした。話の分かるタヌキであるらしい。
「……あー、じゃ、じゃあ……まずは、腕輪の番号順に、並んでもらいたい。僕は1番。隣の大男が10番だ」
そして、海斗がそう呼びかければ、タヌキを含めた全員が、ぞろぞろ……と動いて、順番が分かるようになる。
……こうして、今回のデスゲームの参加者10人が、円になって並ぶことになったのである。
「まず、僕から自己紹介させてもらおう。僕の腕輪の番号は1番。名前は……既に聞いている人も居るだろうし、もういいか……。『海斗』と呼んでほしい」
最初に、海斗がそう自己紹介した。ちら、とバカの方を見る目が若干、恨みがましげである!それもそのはず……バカはしょっぱなから、クソデカボイスで『海斗ぉお!』と海斗の名前を呼んでしまっているのだ!
つまり、この場に居る全員が、『そうか、あのデカいバカが走っていった先の青年は、海斗というんだな』と分かってしまっている!バカは海斗から、海斗が偽名を名乗るチャンスを奪ってしまったのだ!
「ご、ごめん海斗……俺、俺……」
「……まあ、僕の場合、この名前を名乗らないと混乱するバカが1人居るからな。しょうがない。最初から『海斗』と名乗るつもりだったさ……。ああ、他の皆は、本名以外の名前を名乗ってくれて構わない。その場合は、番号が分かりやすい名前だと助かるが、強制はしない。どうだろうか」
バカがおろおろしている間にも、海斗はそう喋って、少し緊張気味に他8名を見回す。
……すると、他8名はそれぞれに、『いいと思う!』『特に反対する理由は無いんじゃない?いいと思うわよォ』などと頷いて、肯定の意を示してくれた!
同時に、『成程、隣の男は知り合いか……』『そう……隣の方、頭が弱いのね』とも頷いてくれているが!
「じゃあ次は俺かな」
海斗の次に声を上げたのは、緩い癖毛が印象的な若い男性である。バカよりも少し年上だろう。30には届いていないだろうが、20の半ばは過ぎている、くらいに見える。
「番号は2番。だから名前は……そうだな、『デュオ』とでもしておこうか。まあ、よろしく」
『デュオ』はそう言って、にこ、と微笑んでみせた。のだが……その微笑みが少し冷たいものに見えて、バカは少しだけ、警戒する。
……なんとなく、怖い相手のように思えたのだ。何故だかは、分からないけれど。
バカは、『へんけん、ってよくねえよなあ……』と思ってもみるのだが……こういう時のバカの勘は当たるのだ。野生の生き物の本能、なのかもしれないが……。
「はい!では次は私ですね!」
続いて3番目に元気に手を……否、右前足を挙げてみせたのは、先程から注目を集めに集めている、タヌキである。
そう。タヌキである。どこからどう見ても、タヌキ!短い手足も、丸っこい胴体も、ふさふさの尻尾も、なんとなく柔和で間の抜けた顔も……全部、どこからどう見ても、タヌキ!
「私の番号は3番です!タヌキですが、ちゃんと腕輪もあります!ほら!」
タヌキは元気に、左前足の黒い腕輪を見せてくれた。……バカは、『腕輪じゃなくて脚輪かなあ』とどうでもいいことを考えていた!
「そして名前は『ぽんぽこぽん』でお願いします!『ぽ』が3回の、3番のタヌキです!どうです、分かりやすいでしょう!」
「いや、だったら『タヌキ』でいいんじゃないか?ほら、3文字だし」
「あっ!?それもそうですね!?じゃあ私は『タヌキ』で!タヌキのタヌキをよろしくお願いします!」
胸を張るタヌキに拍手を送りつつ、バカは『分かりやすい!』と満面の笑みである!多分、この参加者達の中で一番名前を憶えやすい参加者だ!ありがとう、タヌキ!
「……次は俺か」
4番目の男は、ぎろり、と鋭い視線で周囲を見回した。
「4番。『四郎』でいい」
そう、なんとも適当に言った『四郎』は、中年の男性だ。しかし、その体躯はかなりしっかりしていて……この場にバカが居なかったら、間違いなくナンバーワンムキムキはこの四郎であっただろう、と思われる。
バカは、『なんかスポーツやってる人かなあ、それとも俺と同じ建設業とかかなあ』と思った。そして、もしかしたら仲良くなれるかも!と、そわそわしていたのだが……。
「先に言っておく。俺の目的は『悪魔殺し』だ。以上」
四郎は、堂々とそう、言いきった。これに、面々は少々ざわついたが……この場で何かを聞き返せる度胸のある者は居なかった。バカもただ、『ほええ……』とびっくりして、ぱちぱちと小さく拍手を送るに留めた。
……なんか、とんでもなく強そうなオッサンである!すごい!
「次はアタシね?5番だし」
続く5番は……そう言って、バチン、とウインクを飛ばして見せてくれた。
第二ボタンまで開いたシャツは派手な柄物で、細身のパンツとよく似合う。横に流した前髪の下、ばっちり長い睫毛はウインクによく合う訳だ。そういう、男性である。
……男性である。
くねっ、として、しなっ、として、所作や口調が非常に女性らしいのだが……どう見ても、男性である!
「名前は……どうしようかしら。『ゴローちゃん』って名乗ろうと思ってたんだけど、そうすると四郎さんと被っちゃうわよねぇ?んー……」
バカは、『こういうの、なんていうんだっけ!?飯盒!?炊飯器!?なんかそういうの!』と必死に考えていた。尚、答えはオカマである。惜しい。
「じゃ、アタシは『五右衛門』って名乗ることにするわ!よろしくね!」
そして五右衛門は、にこやかに挨拶を締めくくった。バカは『さっきからすごいのばっかり!』と混乱している!
「あ、じゃあ次は私かな」
6番の少女は少し緊張気味であったが、意識して笑顔に切り替えたらしい。タートルネックのセーターの、ふかふかとした襟のあたりを少し触って……よし、と小さく気合を入れると喋り出した。
「6番だし、『むつ』でいいかな。うん。よろしく……っていうのも、変、なのかな……?えーと……」
むつは、ちら、と視線を動かした。……その先に居るのは、9番の少年だが……彼は、こく、と一つ頷いた。
「あの、先に言っておくね。私、9番の彼とは、友達。……っていうことで、よろしく」
そうして、むつはお辞儀をしてショートカットの髪を揺らす。少し、ほっとした顔だった。
バカは、『むつと9番の奴は友達!覚えた!』と頷いた。覚えることがいっぱいで大変である!
「では、次は私が」
続く7番の女性は、長い黒髪が日本人形を思わせるような、そんな雰囲気の女性だった。淑やかで、それでいて野暮ったさは無い。
「7番ですから、『七香』とお呼びくださいね。どうぞ、よろしく」
黒い瞳が、じっ、とバカ達1人1人を見つめる。その視線に、重い力強さを感じてバカはちょっぴり緊張した。
……美人さんの視線は、なんだかちょっぴり怖いくらいに緊張するのだ!
そうして七香が挨拶を終えると……。
「……8番だから、ヤエ。よろしくお願いします」
続く8番の少女は、女子高生だろう。ブレザーにブラウス。プリーツのスカート。襟には如何にも制服のものらしいリボンがついている。
ヤエが、ぺこ、とお辞儀すると、うなじのあたりで縛ってある黒髪が、ぴょこ、と揺れた。バカは、『スズメの尾羽みたいだなあ』と思った。
……そして。
「あー……ヤエちゃん?その、言いにくかったら、答えなくっていいんだけど……」
五右衛門が、なんとも気まずそうにそう前置きしてから、意を決したように、ヤエの脚を指差した。
「その脚……ええと、どうしたの?」
……そう。ヤエの脚は、片方しかない。
片方の脚は、女子高生らしく、ハイソックスとスニーカーに包まれている。だが、もう片方は……真っ直ぐな黒い金属の棒の先に、スニーカーが生えている。そんな具合だ。
義足だ、と、バカはすぐに分かった。
「……事故で、切りました」
ヤエは小さい声でそう言うと、所在なげに視線を床に彷徨わせる。
「そ、そう……ごめんなさい、変なこと、聞いちゃって……」
五右衛門は申し訳なさそうである。
聞いているバカも、なんだか申し訳ない気分になってきてしまった。バカはこういう時、共感して気まずくなったり悲しくなったりしてしまいがちなタイプのバカなのだ……。
「……次は俺か」
そんな気まずい空気を断ち切るように、9番の少年が声を上げる。
「9番、『孔雀』。さっき『むつ』が言ってた通り、元々知り合いだから。よろしく」
そう言って、『孔雀』は、他9人を見回す。シルバーフレームの眼鏡の奥に見える目が、印象的だった。
「……あの、もしかして俺、会ったことあるか?」
なんだか前にも会ったような気がして、バカは首を傾げつつ、孔雀にそう声を掛けてみた。すると孔雀は、『無いと思うけど……?』と、なんとも不審げにバカを見つめ返してきた。なのでバカはすごすご、と引き下がった。バカはバカなので、思い違いもよくするのである……。
……だが、どうにも、あの目に覚えがあるような気がするのだ。バカの思い違い、なのだろうが……。
と、思ったバカは、『あっ!』と気づいた。
……孔雀は、たまに似ているのだ!
バカは、どきどきしながら孔雀を見つめる。
もしかして、孔雀が『駒井燕』なのだろうか。
だとしたら、今回、このデスゲームでバカが救出しなければならないのは、彼だ。
バカはそんな思いで、孔雀をじっと見つめ続け……。
「……何?もういいだろ?」
「え、あ、うん。ごめん……」
……孔雀には、なんとも嫌そうな顔をされてしまった。バカはしょんぼりした。バカはどうにも、こういう時、上手にやる方法が分からないのだ……。
さて。そうしていよいよ、バカの番がやってきた。
「最後は俺!番号10番!樺島剛だ!バカ島とかバカとか呼ばれてる!あっ、俺、すげえバカだからよろしくな!海斗が頼りだ!よろしくな!」
「……見ての通り、本当に、嘘偽りなく『バカ』だ。だが、常軌を逸して力が強いから……その、『使いよう』だと思ってくれていい」
バカの自己紹介に、海斗も含めた他9名は、全員、何とも言えない顔をしている。
デュオには『鋏と何とやら、ってことかな……』と言われ、タヌキには『よろしくお願いします!』と元気に挨拶され、四郎には呆れた顔でガン飛ばされてしまった。
五右衛門には『本当にそういうタイプ、ってことね……』と納得の目を向けられ、むつには『なんかすごい人ばっかりだなあ……』と恐れられた。そして七香には黙って憐憫の目を向けられ、ヤエには、ぺこ、とお辞儀してもらった。
……そんなこんなで、バカの自己紹介は終わり……これにて、総勢10名が互いの存在をしっかりと認識したことになる。
「で、この後どうすりゃいいのよ。案内とか無いわけェ?まさかこのまま殺し合え、ってんじゃないでしょうねぇ……?」
さて。
五右衛門が早速そう零したが……五右衛門の言う通り、そろそろ、『この後どうすればいいんだろう』という疑問が生じてくる。
バカは、『前回のデスゲームだったら、そろそろアナウンスが始まる頃なんだけどなあ……』と思いつつ、きょろきょろ、と大広間の様子を眺めて……。
「……ようやく何かお出ましみてえだな」
そこで四郎が、いち早く発見した。
床の一部が、すっ、と割れて、そこから現れたのは……モニターである。
そしてモニターには、『ルール説明』とあった。
床から出てきたモニターを全員で覗き込む。すると、モニターの『ルール説明』には、次のように文章が並んだ。
『ゲームフェイズでは、22あるアルカナルームのいずれかに入ってゲームを行う。制限時間は90分である』
『アルカナルームへは各個室から移動できるが、個室内の参加者の持つ数字の合計とアルカナルームの番号が一致しないとアルカナルームには入れない』
『アルカナルームへ入る際の人数制限は無い』
『1回のゲームフェイズ中に入れるアルカナルームの数に制限は無い』
『各アルカナルームの中にはカードが1枚ずつ存在している』
『90分のゲームフェイズ終了後、10分間の発表フェイズに移る。発表フェイズでは、ゲームフェイズ終了時のカードの所有状況が発表される』
『また、発表フェイズ中はアルカナルームに出入りすることはできない』
『発表フェイズ終了後、再びゲームフェイズが開始する』
『出口に続く扉は、カード7枚を所持する者だけが通り抜けることができる』
『願いは出口の先に持ち込まれたカード1枚につき1つ叶えられる』
『このゲームの参加者は必ず、その魂に刻まれた異能を有する』
『このデスゲームには悪魔が1人参加している』




