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赤星島の島唄  作者: 夕波
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~プロローグ~

ふわっとしたホラーになる予定です。沖縄の民謡・歴史を取り入れて書きたいなと思ってます。

むかし むかし とある島に、クレハという女がおりました


クレハは島いちばんの美人で、その名を知らぬものはいないほどでした


クレハが15の年になって間もない頃、他の島からお役人さまたちがやってきました


お役人さまたちはとてもえらいので、島のひとはみんないうことを聞かなければなりません


若い男は畑を耕し、女はお役人さまの身の回りのお世話を朝から晩までさせられることになりました


そして、そのうち、お役人さまのお世話をする女の人は「賄い女」と呼ばれ島の人々からひどい扱いを受けることになりました


美しいクレハにもいい寄るお役人さまがいましたが、クレハには想う人がいたので賄い女になることをハッキリことわりました


お役人さまは怒り、クレハを殺してしまいました。最後まで自分の意思を貫いた美しいクレハの死に島のひとびとは心打たれ、クレハを想い人であった男のもとで眠らせてあげることにしました


その3日後、男もクレハを追うようにこの世を去りました。2人は天国でなかよく暮らしていることでしょう

めでたし、めでたし。



赤星島民話(里屋のクレハ)より


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