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夕日は瞳の奥に  作者: ぬりえ
第十章
67/163

九、

 面白いことになってきた。

 これは、今後のやりがいがある。

 姿を現して、自分の存在と恐ろしさは学園全体に広まっている。

 予想外の展開がまたあったが、非能力者も巻き込めた。混乱はどんどん大きくなるだろう。

 楽しみだ。


 くくっ


 “影”の口から不気味な嗤い漏れる。


 周りにいるやつらは思った以上に操りにくいが、思った以上に騙しやすい。

 少し予定外があるほうが、ちょうどいいスパイスになる。

 でも、邪魔者には早めに退散してもらわないといけないな。

 次のターゲットは土の領と宣言してしまったし、私を止めようと必死になっている者は、皆、邪魔だ。


 混沌は始まっている。

 二種類の人間と、人間ならざるものと、すべてを巻き込んだ暗い闇が、足音を立てずにひっそりと近づいているのを“影”は実感していた。


 この大嫌いな世界を、痛めつけてやろう。

 私と同じ気持ちを、味わせてやろう。

 考えるだけで、ぞくぞくする。

 最近は、あいつらが攻撃してくるのさえ楽しい。


 もう我慢しない。


 皆、少しずつ、暗い闇の中へ引きずり込んでやろう。

 その間は、私は首謀者であり、傍観者だ。


 私は“影”。

 気付かないうちに、少しずつ、おまえたちが苦しむ姿を見ているよ。

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