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夕日は瞳の奥に  作者: ぬりえ
第四章
21/163

九、

 ははは、と乾いた嗤いが部屋に響く。

 それはどんどん大げさに、大きくなっていく。


 “影”か。

 自分的には“陰”とか“翳”のほうがしっくりくる気もするが、光のもとにひっそりと、だが確実に存在する意味では、目に見えるこっちの“影”もいいかもしれない。


 あいつの心に侵入するのは簡単だった。これからどう働いてもらおう。


 くくっ。


 のどの奥から嗤いが漏れる。

 邪魔な能力が増えたし、こいつらを試してみるのもいいかもしれない。


 ふふふ……


 これからが楽しみだ。

 私の、“影”の、存在を知らしめてやろう。忙しくなる。

 私の計画はまだ始まったばかり。“影”の名のとおり、おまえらには気付かれずにひっそりと、でも確実にやりとげてみせる。


 はははははは……


 真っ暗な部屋に、光はない。しかし、影は見えていないだけで、ここに存在する。

 “影”の嗤いに共鳴するように、真っ暗な部屋の外では、星たちが妖しく揺らめいていた。

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