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Over In Dragon〜悲しみから生まれた絆…〜  作者: みけ猫 ミイミ
第2章〜それぞれの思惑と願い

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意地と疑問

鉱山の入り口でユリナシアは鉱山の事について説明していた。

 ここはエルラスタの街の鉱山。ユリナシア達は鉱山の入り口の前に来ると立ち止まり中を見ながら、ユリナシアとクルテルが涼香達に鉱山の説明を始めた。


「先程も話しましたが、この鉱山ではアクアリュウムという鉱石が採取する事ができます。その効能はそうですね。ガディス、流石に知っていますわよね?このアクアリュウムの効能の事ぐらいは。」


「……うっ……()()()()()()()()()()()()()……はぁはぁ。」


 ガディスは唇が腫れ痛いため、喋るのがやっとだった。


「あら、分からないのですか?こんな簡単な事も知らないなんて。」


(クッ、こうも唇が腫れていては、知っていても痛くて話すのが困難だ!だが、知っているのに知らないと思われるのは、流石にな。何とか喋らなければ。)


「……ま、て、()()()。はぁはぁ、()()()()()()()()()()()、はぁはぁ、()()()()()()()()……()()。」


(はぁはぁ、何とか言い切った。だが、この状態でまた喋るとなると流石につらい。)


「あら、知っていたのですね。」


(あら、残念。なかなかやりますわね。ここでリタイアしても構いませんでしたが……さて、どうしましょうか?)


 涼香達はその光景を見ていてガディスが余りにもかわいそうに思え、そろそろ開放してあげてもいいんじゃないかと思い始めていた。


 ラザリオとルナソルは少し離れた所からその様子を見ていて、何故ガディスがこんな仕打ちを受けているのかと不思議に思った。


「ねぇ、ラザリオ。ガディスが何であんな目に合っているか分からないけど。プッ!何か笑いを堪えるのがやっとなんだけど。」


「ククッ……確かにな。あのガディスが、あのユリナシアになぁ。だが、何であそこまでしてユリナシアの仕打ちに堪えているというのだ?」


「あのプライドの高いガディスが、仕打ちに堪えているなんて、確かにおかしいわね。」


「ああ。だが、どうも腑に落ちないな……。」


「……ねぇ、ラザリオ。まさかとは思うけど。今、あそこには異世界の者がいるのよね?」


「ああ、恐らくあの2人はそうだと思うのだが。ルナソル、それがどうしたと言うのだ。」


「あくまでこれは、仮説に過ぎないんだけど。ガディスは、龍の里の襲撃の件を知り、ルトルシニアの危機を察知し。たまたま、あの2人が異世界の者だと知り交渉しようとした。そこにユリナシアが口を挟み今の状況に陥っている。もう1つの仮説は、ガディスは、他の四天王の者よりも、交渉ごとに向いていると聞いた事がある。ルトルシニアは、龍の里の襲撃の件を知り、ドラゴナードと手を結ぼうと考え、ついでにここの鉱山の権利も得る為ガディスに命じた。そして、まずは困難とされているユリナシアと交渉する為いまあの状況に陥っている。」


「うむ。そうなると、ルナソルの仮説と今のガディスのあの状況を照らし合わせると……なるほど、そういう事か。」


「ラザリオ。私の仮説で何か分かったの?」


「ああ、ルナソル。お前の仮説で1番しっくりくるのは後の方だ。恐らく、その仮説は正しいかもしれんな。」


「じゃ、ガディスはドラゴナードの者達をルトルシニアに引き込む為にあんな事をしてるというの?自分で仮説を立てておいて、なんなんだけど。その仮説もよく考えると、おかしいと思うんだけど?」


「それは、どういう事だ?」


「もし、その仮説が正しいとしても。ドラゴナードの者達は、龍がいないと力を使う事ができない。」


「確かにそうだが。うむ、そうなるとまた振り出しに戻ってしまうが。」


「そうね。でも、現にガディスはユリナシアの仕打ちに堪えているって事は何か裏があるのは間違いないんだけど。」


「ああ。だが今、この事をここでひたすら考えていても埒が明かない。」


「確かにそうね。考えるだけ無駄よね。」


 そして、ラザリオとルナソルはガディスとユリナシア達の様子を伺っていたのだった…。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)

さて、ユリナシアはいつガディスを開放するのか?

では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)


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