もちろん俺は要求するで?
3「もちろん俺は要求するで?」
女神様の謝罪とお詫びとして、次の世界でチートを貰えるかもしれないみたいだ
女神様は何かな?といった顔で青い顔から一転、可愛いらしい微笑みで俺に問いかけてくる
そうだな・・・
俺は・・・
「ああ、もちろん俺は・・・
わさびアイス練乳入りを貰うとするよ
食べ終えたら次の世界に行くから、それを食べ終えるまでの時間、それが一番欲しい」
俺は女神様の微笑みにその言葉と共に微笑み返した
すると流石に、今度は女神様は聞き取れたようで
「はぁ、なぜか間違えてお連れしてしまった申し訳なさが薄れていきます・・・
そこまで言うと言うなら、そのアイスを用意いたします・・・もちろんその食べる時間も
しかしこのまま何も与えないというのは、あなたに申し訳なく思います
なので、あなたには次の世界で生き抜くための力を与えたいと思います」
女神にはそう言って、手を合わせて祈るようなポーズをとる
すると頭上の輪っかが力強く回転し、一つの小さな光を生み出す
そして、俺の目の前にその光が近づく
「これは女神の光輪です
この光輪はあなたの次の世界での生活に役立つものです
深くは言及する事は出来ませんが、あなたにとって必要な事をする時にきっとこの光輪が力を貸してくれますよ」
女神様が言うにはこの光の輪は女神の力の一部みたいだ
俺のセカンドライフに必要な事をする時に力を貸してくれるみたいだ
「ほぇ〜、まあ貰えるなら貰っとくよ
あっ、あとアイスありがとね」
俺はヒラヒラと手を振って女神様に感謝を伝えると
「もぉ、私の一部の力を与えましたが不安です
くれぐれも用心してくださいね」
俺のそんな様子を見て、女神様はできの悪い弟を心配する姉のように注意するのだった
まあできの悪い弟は俺なんですけどね笑
「あいあい、それじゃあ食べ終わったし
そろそろ次の世界にお願いします女神様」
と、てきとうに返しつつお願いする
「はい、では小鳥遊 空羅さん
あなたを次の世界にお送りします
次の世界は剣と魔法の世界、争いの多い世界なのでくれぐれも用心してください
それでは行ってらっしゃいませ!」
女神の掛け声と共に暗闇に亀裂が入り体が吸い込まれる
おお!?
なんか変な感覚だがこれが次の世界に行く感覚か?
何やらドタバタしたが、これでようやく自由に行動出来る
「まあ、なんとかなるっしょ俺のセカンドライフ」
俺は自分の体が何かに入り込んでいくような感覚
を覚えながら、次の世界について軽く想いを馳せるのだった・・・
次からが本格的なセカンドライフです
まあ、説明描写が多めかも