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メテオで始まる異世界生活。  作者: るるる。


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魔剣。

「狩り! 狩りに行きましょうハルキさん!」

「別に良いけど何処行く?」

「そうだな? いっそドラゴンでも狩り行くか!?」

「良いすねバルドさん!! 行っちゃいますか!!?」

「魔剣1つでドラゴン狩れたら苦労しないから2人共落ち着くんだ!」


皆の我儘を取り入れた最後の晩餐後、部屋に集まって明日からの予定を相談中なのだが、魔剣レーヴァテインを手に入れたことが余程嬉しいらしく、早く振るいたくて仕方が無いといった様子だ。しかしテンション上がり過ぎだと思う。


「でもウィルさん、この魔剣、魔力流すと炎がでるんすよ! 凄くないですか!? きっとドラゴンも焼けますよ!!」

「そうだぞ! これがあればドラゴンも美味しく頂けるぞ!」

「え? ドラゴンて美味いですか?」

「噂ではな! それにワニも美味いからきっとドラゴンも美味いだろ!」


夕食前に訓練場で大臣さん悲願の元、ちょっろと試してみた訳だが、ドラゴンとワニを同種に考えるのはどうなんだろうか?


「はいはい馬鹿な事言ってないの。折角のバカンスなのに何でそんな死地に行く真似しないといけないのよ? 馬鹿なの? 死ぬの?」

「ぬぅ…。だがな? イリー」

「シャラップ!! お黙りなさいバルド! 良い? この話はこれでお終い! ロイド君も良い!!?」

「イエスマム!」


バルドさんの言葉を遮り黙らせた。その迫力は女王様でありロイド君はピシッと敬礼している。


「んで明日からどうするのハルキ?」

「んーそうだなぁー…」

「というかクジラ持って帰らなくて良いのかい?」

「良いんじゃないですか? 世界見てきますって言ってありますし、ついでに色々持って帰ればモウマンタイですよ。それに冬の初めから春までずっと働いていたんですよ? 1年位遊んでても良いんじゃないですかね?」

「良いのかなぁ…?」


ロイ君は不安げだが、俺としては1日働いて3日休む位で生きていきたい。つまり纏めて働いたから纏めて休むのだ! 


「それでしたら世界を見るついでにダンジョンなど回ってみてはどうですかな?」


すると何故か大臣さんが入ってきてそんなことを言った。あれ外で聞いてた?


「あれ? 大臣さん何用です?」

「魔剣を見に」

「左様で」


コレクターな大臣さんは先程熱心に魔剣を語ってくれた。なにやら魔剣はダンジョンや遺跡などで見つかったりするらしい。つまり見つけたら売ってくれという事だろう。


「皆さんどうです?」

「パス」

「パス」

「却下です」

「だそうです」

「そんな!!? 皆さんハンターでしょう!!? 何故です!!?」


イリーナさんシンリーさんリリィちゃんに否定され困惑している。ロマンよバカンスの3人だ。


「ダンジョンで魔剣なんて危険しか無いわよ」

「そうよそうよ!」

「魔杖が良いです」


大臣さんの問いにそれぞが答える。


「酷いぞ! 大臣殿のお願いを無碍にするなど」

「そっすよ! ダンジョン行きましょうよ!」

「貴方たちはただ魔剣振るいたいだけでしょうが!! 振るいたいなら船守ってなさい!」

「「グゥ!」」


大臣さんの援護を受けバルドさん達が再度立ち上がるが、うちの女王様には敵わない。


「リザはなんかあるか?」

「何でも良いなら空飛ぶ城探したいわね?」

「良し。良いわねそれ。それ探しましょう!」

「ナイスよリザちゃん!」

「流石リザちゃんです!」


どう考えてもただの思い付きで言ったリザの一言に3人が賛同した。というかダンジョンに行きたくないだけだろうが、そんなに行きたくないのか?


「そんな!? そんな夢物語の城探すよりまだ魔剣の方が現実的でしょう!?」

「在るか無いかで言ったら大差ないわよ」

「そうよ。それにもし見つかったら魔剣もザックザクじゃないかしら? 手つかずの遺跡だろうし」

「ザックザク…」

「魔杖や魔晶もザックッザク!」

「ザックッザク…」


そして何やら考え込む大臣さん。


「うむ。そうですな。自分の欲で皆さんにダンジョン探索を無理強いするのは宜しくありませんでしたな!」

「そうですよ大臣様」

「はっはっは。いやはやお恥ずかしい限りです」

「おほほほ。宜しいのですよ大臣様。魔剣は魅力出来ですものね」

「いや空飛ぶ城ほどでは無いですよイリーナ殿。ですがもし見つかったその時に…」

「えぇ。わかっています大臣様」


何が分かっているのかは分からんが、大臣さんちょろい。そして大臣さんは魔剣を暫し手に取り眺めた後、自室にへと戻っていった。


「行ったわね? いやー大臣様ちょろいわー」

「ほんとですねー」

「いや、というかダンジョンそんなに嫌なんです?」

「本当はダンジョン自体は良いんだけど、魔剣探しとなるとちょっと殺伐しすぎるのよ。折角のバカンスにそれは頂けないわ」

「あぁなるほど」

「それにハルキ君の船守ってるだけで適当な魔物狩れるし、別にね。それに今回鉱山でも収入あったし、でもハルキ君が行きたいなら別に良いわよ?」

「そうですか? じゃぁそのうち皆で行きましょう」

「えぇ良いわよ」


良かった。俺も皆ででダンジョンに行ってみたいと思っていたから心配になったが、ただ行くならそんな問題じゃ無いらしい。


「それじゃ明日から空飛ぶ城探しですかね?」

「え? 本気なのハルキ?」

「ハルキ君宛はあるの?」

「無いですけど、今までずっとクジラの為に海でしたし、今度は大陸飛んでみようかと。取り合えず海産物の貯蔵は山ほどなりましたからね」

「そう? まぁ任せるわ」

「イエスマム!」

「それはもう良いわよ…」


イリーナさんは俺の返事に呆れているが、取り合えず渓谷で鉱山探せば空から少女イベントが発生か?






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