表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メテオで始まる異世界生活。  作者: るるる。
5/150

もふもふ。

またメテオか……。

ほんとに好きだなあの神様。


えっと、とりあえず仕様はっと『メテオ』頭上から隕石落下っと。それともうひとつは、『異次元収納』異次元に物がしまえると。メテオはともかく収納はありがたいな。でもこれどっちかというと収納って生活魔法っぽいイメージだけど、『異次元』って取って付けたっぽいし。


異次元ってつければ許されると思った、反省はしていない。


なんとなくそんな声が聞こえた気がする。


まぁなんにせよ生活に困らないスキルと魔法が使いたい。ってのは叶ったな。これについてはお礼を言っておこう。


とりあえずお腹が空いたな。そういやバッグは神様のとこか?


テーブルから視線を上げあたりを見渡し、再度テーブルをみるとそこにトートバッグが置かれていた。


お、神様サンキュー。さーてとんじゃ残りのパンを頂きますか。って入ってねぇじゃねぇか! まじか? クルミパンにメロンパン、チョコデニッシュ、チーズフォンデュデニッシュ、それと玉子サンド。


全部か? 全部なのか? 食いしん坊キャラだったのか? 


呆れた様子で天井を見上げ再度バッグを漁る。


スマホと財布と、ん? メモ? 知らないメモに目を通す。


「美味しかったです。ごちそうさま。追伸 ログハウスは自由に使ってください♡」


そのメモには可愛らしい文字でそう書かれていた。最後にハートマーク付きで。


いや可愛くハートマークつけたからって許さないぞ? 僕のだぞッッッ!


なんという駄メ神。黒髪ロングの美少女残念食いしん坊駄メ神。黙ってれば清楚系美少女なのになぁ……。まぁログハウス代と思えば安すぎるかもしれないけど……。


本日何度目かのタメ息を吐きつつバッグを『異次元収納』で収納してみた。


ぉーできた。意識すれば簡単に使えるのか、こりゃ便利だな。取り出しもちゃんとできるな。よし! 食べ物探しにでも行くか!


結局今朝から食べたのは玉子サンドひとつだけだな。他のパンは全て神様に食べられてしまったし、まだ外が明るいうちに何か食料を確保しておかねば!


そんな思いで俺はログハウスを後にする。


おぉ! これ食える。あ、あれも。こっちには薬草で向こうには毒消しの実がある。うっは! なにこれ超楽しい!!


『サバイバル』のスキルのおかげか、そこらに生えてる植物などの詳細が即座にわかった。単純に食べられる、食べられないのみならず、薬草や毒消しなど、見るだけでその効能や使い方が手に取るようにわかるのである。そのため食べられる果物や木の実、草花やハーブ、痺れ薬の元など、今後役立ちそうなものは片っ端から次々と『異次元収納』で採取していった。



時間も忘れもはや採取という名の蹂躙と言っても過言では決してない夢中の中、何か物音を捉える。耳を澄し、音がした方を注視する。

少しの間を置き茂みからガサガサッと、白いふわふわした何かが飛び出してきた。その白いふわふわを確認すると同時に顔がほころぶ。


う、うさぎだぁ! もふもふだぁ!!






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ