交錯する思い
第四話
藤堂からのラインを開いた。
[体調不良で少し休んだだけ〜明日からはいけるよ!]
[わかったー!待ってるね!]
俺は少しホッとした。
「も~寝るかー。」
俺はつかれたのかすぐに寝付いていた。
キンコーンカンコーン
(あっいっけねぇ。チャイムがなっちゃったよー)
教室に着くと藤堂がもー来ていた。なぜだろうすごく胸がドキドキする。そうしていると藤堂が話しかけてきた。
「おはよー!孝くん!」
「昨日はありがとね!心配してくれて!」
「おう!藤堂!おはよー!も~大丈夫なのか?」
「うん!おかげさまで!」
と話していると徹が喋りかけてきた。
「お二人さん!俺の存在忘れちゃいねぇか?」
「お前誰だよ。」
「って冗談だよー笑笑」
「ひどいぜ!ねぇ?藤堂さん!」
「うっうん!」
「あっそうだ!孝!数学のプリント見せてくれー!」
キンコーンカンコーン
一時限目がはじまった。
「間に合わなかったぜー。」
キンコーンカンコーン
今日は部活がオフの日だ。藤堂さんを誘ってみよー
いざ誘うとなると、すごく緊張する。
「あのー!藤堂さん!」
「ん?どした?孝くん!」
「今日一緒にどっか行かない?」
「え?いいの?せっかくのオフなのに」
「あっ!孝!俺は今日用事あるからパス!」
「最初から誘ってませーん」
「ひっでぇー。まあいいや!じゃあな!」
徹がいなくなったので今は教室で二人きりだ。あーやべぇ緊張するなーー。
「藤堂?どこに行きたい?」
「私、カラオケに行きたい!」
「よし!決まりだな!」
カラオケのルームは思ったよりも狭かった。あっやべぇ。藤堂がすごく近い!すごくドキドキしてきた。胸の鼓動が聞こえてないか不安なぐらいだ。気が付かないうちに藤堂の事をじっと見ていた。
「えっ?私の顔に何かついてる?」
(今、孝くんわたしの顔見てたよね?)
「んんあっ別についてないよー」
(どーしよ私、孝くんのこと見てたらなぜだか胸がドキドキする。孝くんは私の事どうおもってるんだろう?)
「孝くんって好きな人いるの?」
「へ?急にどしたの?」
「なんとなく〜」
「いるよー!」
「えっ!誰ー?」
「秘密ー!」
(藤堂です!なんて言えるわけないしなー)
(もっと素直に言えたら楽なのになー)
「あっ孝くん!私そろそろ帰らなきゃ」
「俺も送ってくよ!」
(孝くん優しいなー!)
「ありがと!じゃあお願いします!」
カラオケを出るとも~真っ暗だった。少ししたら藤堂の家に着いた。
「孝くん!ありがと!また明日ね!」
(ずっと一緒にいたいなーちょっと会えなくなるだけなのにすごく寂しい)
「おう!また明日ー!」
俺は家路についた。俺は帰り道、藤堂のことばかり考えていた。
「ただいまー!」
俺はすぐに自室へと戻った。そこでラインを開くと藤堂からラインが来ていた。
[今日はありがと!すごく楽しかった!また連れて行ってね!]
[おう!任せとけ!俺は疲れたからも~寝るわ!おやすみ!]
[おやすみー!]
あれ?ラインをしているだけなのにニヤケが止まらない私どーしたんだろー?好きと言えたらどんなに楽なんだろー?わたしもねよ!