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第5話 高校生活の終わり

わりとがんばってます。

「はぁああああ、快感ああああああん。スッキリスルゥウウウ」


「オヤジ、オフクロオオオ、サナエエエエエスマナイイイいいい」


 その男は、通り道でヨガリ声をあげた。

 

 この男、バイトをバックレること108回に及ぶ。最初の頃は、真面目に働こうとしていたが、有している2つめの特殊性癖がそれを許さなかった。その性癖とは、規則正しい動きを見たり、仕事を強制されると逃げだしたくなる性質である。なお、普通に暮らしている分には凡人であるのだが、逃げる際には、IQが一時的に上昇し200に達する。なお、ゴキブリも逃走時には、300に達するそうであるので、人間というよりゴキブリに近いかもしれない。

 また、更に悪いことには、バイトからバックれる回数が多くなるにつれ、快感を感じてしまうようになってしまったことである。贖罪の気持ちによる軋轢により、逃げることが最初は苦痛であったが、人間は慣れるもので、解放される若干の喜びも作用し、その苦痛が彼の内部で転換した結果、「快感」であると認識するに至った。そして出来上がったのがS級バックラーな真面目系クズである。


「さて、帰るか。」


 もはや、彼の中ではバイトは一種の遊びのようなものとなってしまっていた。その姿を見ていた知人の姿があるともしらず・・・


「幸ちゃん…」


 そして、彼は電車に乗り、帰路へとつく。その電車は、昨日夜更かししてしまった運転手が運転しており、スピードを出しすぎた電車がカーブを曲がり切れず、脱線事故を起こすとも知らず…。


冷凍した米はレンジで何分くらいがいいのでしょうか?

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