第2話 高校生活 午前の部
1ヶ月に一話ペースかとおもってましたが、他作品にどっぷりつかってしまい、一年近く経ってました。
ミーンミンミン ミンミン
ジー ジー
夏の暑い盛りである。長年土の中で暮らした鬱憤をはらそうとセミが鳴いている。
ここはいわゆる郊外で、発展しかけた市といった表現がぴったりの土地である。茨城県と千葉県の境界に位置し、ちらほら田んぼが見受けられる、俗にチバラキと呼ばれている土地でもあった。
「今日も暑いな…。」
「え、幸ちゃんそれでもチバラキ県民なの?生ぬるいわね」
チバラキに位置して生活するものはチバラキ県民としてのプライドが無駄に高く、また、中途半端に田舎であるため、学校への距離も遠い。通学により体が鍛えられるため体力のレベルも総じて他県に比べて高い。体力のないものは、俗に言われている「イバヤン-茨城のヤンキー」に狩られていく修羅の国でもある。
「そういうが、早苗はどうなんだよ。暑くないのか?」
あまりの暑さにイライラしてきて言い返してしまう。
「私は、暑くなんてないよ。私を暑くさせようとするならこの3倍はもってこいというのだ」
「さすが英〇王。でも実際に3倍なんて暑くなったら死ぬでしょ…」
「そうかもね~」
「」
「ところで幸ちゃん今日は、帰りはどうするの?」
「ん~今日もバイトの面接かな」
「そっか~。今回こそは頑張ってよね」
「あいあい。ほいではまたな」
ちょうど、校門に到着し学校へと入る。上履きにはき替え所属している学級「2-A組」の自分の机に着席し、いつもどうり机に突っ伏して眠る体制にはいる。
(参照:wikipedeia「チバラキ」、yourpedia「チバラギ共和国」、劇場版Fate stay night)
ネトゲもやってました。ごめんなさい。