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第一話(神は意外とへたれ?)

(オレ死んだはずじゃ…ここどこだ?)


気がついたら視界全てが白一色の空間に、タツミは一人でぽつんと立っていた。


タツミの体は透けていてるが動かせるようだ。


「おぉーー!めっちゃ透けてる!しかも動く!もしかしてオレ幽霊になっちゃった?」


白の空間の中でタツミは動きを確認しているときに、目の前から空間の亀裂が出来て、そこから立派な髭を蓄えた老人が出てきた。


『すまぬな、仕事が早く終わらなくて遅くなってしまったわい』


頭に直接声が響いた感覚だった。オレは警戒しながらも老人を見た。


『そんなに警戒しなくてもなにもしたりせんわい』


多少警戒を薄めたオレは老人に話しかけた。


「ここはどこであんたは何者だ?」


『ここはワシが一時的に作り出した異空間じゃよ』


異空間なんて作り出せるて立派な髭爺のといえば……


『そうお主が考えてるとおりワシは神じゃ!』


老人の後ろの方でバーン!と書かれた文字が出てきていた。

無駄にクオリティが高かった。


(………頭大丈夫か?手遅れになる前に直さないと。)


『痛いやつみたいに思うなーー!!わしは本物の神じゃわい!』


(もう大丈夫じゃないかもしれないな)

「ていうかオレの考えを勝手に読むな!」


おれは自称神に向かって腕に氣を纏い殴る。


『あぶなっ!!何するんじゃ!』


ちっ!よけやがった。

「オレの心を勝手に読んだからだ。」


『なんてガキじゃ…神に向かって…』

ぶつぶつ言う自称神(笑)はとても神には見えなかった。


「で?なんの用なんだよ神様」

オレは本題に戻るために神様に聞いた。


『信じてくれるのかの?』


「まぁな、これだけの広い空間を一人で作り、心を読めて死んだオレを呼べる存在だからな気づいていたさ」


『じゃあなぜ最初は疑ったのじゃ?』


「面白そうだったからだ!!」


『お主ってやつはお主ってやつは…orz』

老人は四つん這いになりかなり落ち込んでいたが、老人はすぐに回復して真剣な顔に戻ってオレに話しかけた。

『まあよい…お主異世界に行ってみないかの?』


「異世界?たとえばどういったところなんだ?」

異世界っていってもいろんな所がある。地獄に天国、SFにファンタジーなど様々ある。


『剣と魔法がありレベルとスキルが存在する世界になっておる。ちなみにワシが作り管理しておる世界じゃ』


まるでゲームのようなあ世界だと思った。

「面白そうだな、だけどなんでオレなんだ?」


『本来変えることの出来ない運命の輪を変えたお主に神々が興味を持って、獲得しようとした結果ワシが勝ちお主を呼んだわけじゃ』


(なるほどな、本来なら事故にあって死亡するのは女性だったんだが、助け出す行動をしたことによって運命が変わりオレが代わりに死んでしまったってところか)


「でもそれって普通のことなんじゃないのか?」

運命は自分で切り開くとかよく聞いたりするのでごく自然の事だとおもっていた。


『それは自分で選択しているように思っているだけじゃ。実際は担当の大天使達が運命を決めて管理しておる』


「するほどな、それじゃ神様達は世界と生物を作ったりするのが主な役目だったりするのか?」


『そのとおりじゃ、まぁそれ以外にも転生とかも管理してるがの』


(実感があまりわかないもんだ)

この世の仕組みをきいたオレはのんきにあくびをしていた。


「仮に異世界に行かないと言ったらどうなるんだ?」

異世界に行くか聞かれたときから質問しようと思っていた。



『転生するのを待つだけじゃ。死んだら皆異空間で次の転生する体が決まるまでの300年間待つのじゃ、転生する場所は死んだ世界で生まれ変わることになっておる。まぁ例外もあって英雄などの善意ある行為をしたものは天国か転生を選べ、天国を選んだ者は神・天使候補になるための修行をする。数多くの悪行を行ったものは地獄にいき魂がなくなるまで恐ろしい罰が待っておる。』



心底心から地獄じゃなくて良かったと思いながらタツミは、転生するまで300年もかかるならと思い、異世界に行くことを決意する。


「オレ異世界いくわ」

そのことを神様に言い神様は。


『そうかそうか、ではお主には特別にプレゼントを贈ろう』

神様がそう言うとオレの体が少し光って次第に光が消えていった。


『ステータスと唱えてみるがよい』


「ステータス!」と唱えると目の前にステータスウィンドウが出てきた。



・名前 カミカワ タツミ

・種族 ヒト

・職種 なし

・レベル 1

・体力 350/350

・魔力 20/20

・資質 96/100

・攻撃力 30

・持久力 28

・器用 27

・敏捷性 31

・知性 24

・精神力 35

・ボーナス 200ポイント


・スキル:異世界言語認識LV MAX、鑑定眼LV1、身体能力LV4、剣術LV4、体術LV3、氣功術LV4



『……おかしいじゃろ!』

いきなり騒ぐうるさい老人にタツミは痛い人を見るような目で見る。


「…なにが?」

仕方ないのでオレは痛い老人に聞いてみた。


『何でレベル1で通常のステータスの3倍もあるんじゃ!それになんじゃそのデタラメなスキルLVは!?』


「なんじゃっていわれても…ねぇ?」

あるものはあるんだからしょうがない。


『ワシ疲れた…ワシのあげた異世界会話言語認識、鑑定眼、ボーナス200ポイントがいらない気がしてきたわい。』

『まあよいそれならあっちの世界にいっても簡単に死ぬ心配もないないしの』


(異世界会話言語認識、鑑定眼は何となく分かるが、ボーナスポイントは何に使うのだろうか?)


『ボーナスポイントはスキルを取ったり、スキルのLVを上げるさいに使うポイントのことじゃ』


(なるほど、まぁ今はまだ使わないから異世界にいってから考えるするか。)


『では説明も終わったので、早速あっちの世界に送るぞい』


「わかった。何で送ってくれるんだ?」


『それはの…落とし穴でじゃ!』

神がそういった瞬間オレの足下から穴が広がりタツミは落下する感覚を感じていた。


「くそ爺!!!もう少しまともな送り方しろやーー!!!!」

と言いながら深い穴にどんどん落ちていったタツミを見ていた爺はものすごいいい笑顔をしていたとか…。

主人公は次に爺神様にあったら100発殴ると堅く誓ったそうです。

※神様は同じ時間に背筋に悪寒が走ったとかww


※スキル LV1(素人) LV2(一般) LV3(プロ) LV4(達人) LV5(伝説) LVMAX(神)

 

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