表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
掃除屋の憲一、基地の街の風景  作者: バッシー0822
超限戦編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/37

34. 狂気の攻撃、そして新たな脅威

バスッ、と鈍い音が茂みから響いた。


憲一は、その音に全身の血の気が引くのを感じた。それは、かつてロケット弾じいさんたちが使った、手作りの発射器の音だ。タケシは、この日のためにじいさんたちを扇動し、この公園での襲撃を計画していたのだ。不意を突かれた憲一は、焦りを隠せない。


「グルリン、みんな、逃げろ!」


憲一の叫び声と共に、ロケット弾は、まるでじいさんたちの老いを感じさせるかのように、ふらふらと力なく飛んでいった。そして、グルリンのいる場所から10メートルほど手前で、地面に力なく落ちた。幸いにも、爆発はしなかった。


憲一は安堵の息を漏らした。タケシがどれだけネット上で頭脳を巡らせようとも、やはり現実世界での物理的な行動は、彼にとって不慣れなものなのだろう。


しかし、その安堵は一瞬にして消え去った。


ロケット弾の発射が失敗し、作戦がうまくいかなかったことで、タケシは絶望の淵へと突き落とされていた。追い詰められた彼の目に映るのは、未だ自分を嘲笑うかのように見える、楽しげなグルリンの姿。彼の心は、もう正常な判断を失っていた。


「革命には…血が必要なんだ…!」


タケシは狂ったように叫びながら、隠れていた茂みから飛び出した。その手には、購入したばかりの**サバイバルナイフ**が握られている。彼は一直線に、無防備なグルリンの背後へと向かっていく。


憲一の脳裏に、最悪のシナリオが閃光のように過った。タケシの狂気は、もはや情報空間にはとどまらない。現実世界で、その凶刃をグルリンに向けようとしていたのだ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ