表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
掃除屋の憲一、基地の街の風景  作者: バッシー0822
超限戦編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/37

22.基地の町の超限戦(下)

数日後、憲一はいつもの喫茶店でエージェントのジョンと向かい合っていた。憲一は、町で起きている異変、特に「R」のシールに仕込まれた危害についてジョンに報告した。


「どうも、ただのデモじゃなさそうだ。誰かが、じいさんたちを唆して、もっと過激なことをさせようとしてる」


憲一の言葉に、ジョンは静かに頷いた。彼の表情は、いつになく真剣だった。


「君の言う通りだろうな。我々も、最近の彼らの活動には注目している。どうも、以前の組織の残党か、あるいはそれに連なる新たな動きがあるようだ」


ジョンはそう言うと、隣に座っていた若い兵士に目を向けた。その男は、かつて憲一がトラブルを処理した、あの**飲酒運転事故を起こしたルーキー兵士**だった。彼は、以前のどこか頼りない雰囲気は影を潜め、引き締まった表情をしていた。


「憲一、彼を覚えているか? 彼は、兵士になる前はITに詳しい変わり者でね。今回の件で、彼のスキルが役に立つかもしれないと思って連れてきた」


ルーキーは、憲一に軽く会釈した。


「早速だが、ルーキー、君の出番だ。じいさんたちの活動、そしてネット上の動きを徹底的に調べてくれ。特に、最近彼らの間で、妙に統率の取れた動きがあるという情報も入っている」


ジョンの指示を受け、ルーキーはすぐに持参したノートPCを開き、高速でキーボードを叩き始めた。彼の指が画面を駆け巡る。数分後、ルーキーの顔に、確信めいた表情が浮かんだ。


「ジョンさん、憲一さん。これを見てください」


ルーキーが画面を憲一たちに向ける。そこには、ロケット弾じいさんたちの活動を支援する、これまで見られなかったSNSアカウントやウェブサイトの分析結果が表示されていた。


「じいさんたちの間で、最近急に発言力を増している謎の人物がいます。ネット上では匿名ですが、活動の計画や、情報発信の指示を出しているようです。どうやら、**『タケシ』**という名前で暗躍しているみたいです」


ルーキーの言葉に、憲一の目に鋭い光が宿った。新たな敵の姿が、ついに明らかになったのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ