1.リコティス街
___________!
俺は眩い光のもと目を開けた。一面原っぱだ。ここを駆け回ったらどんなに気持ちいことだろう。
だが、、、どこだここは、、、?
どういうことだ?切られたはずの右足がある、、てか、、、あれ⁈俺、めっちゃちっちゃくなってる、、、、⁈!!!
取り敢えず自分の状況を把握しよう。
ステータスオープン!
〈オールウェイズ〉
LV1
種族:悪魔(狼型)
HP:10/10
MP:10/10
・スキル
邪神の加護
噛みつき
は?おいおいおいおい。元々LV70だったのにLV1になってるじゃねーか!!!!!
しかも種族が悪魔だと?俺は魔族だったはずだ、、、
邪神のせいか?
それよりも、俺は強くならなきゃいけ無い、あの人間どもを殺すんだ、、、!!俺の両親を殺しやがって、、
よし、レベル上げするぞ、、、とにかく森に添いながら街を探そう。
オールウェイズは早速草原を駆け出した。森を見つけたオールウェイズは影に発生する魔物を倒してレベルを上げようとしたのだ。
おっスライムだ。ラッキー!カミツキで核を砕いてやっつけよう。
噛みつき__
俺がスライムに噛み付くとスライムは何事もなかったかのように平然としている。
あれ?スライム強くね?おかしいぞ、
噛みつき__
俺はもう一度噛みついた。
『スライムを一匹倒しました。レベルが上がりました。(1→10)
新しいスキル[闇魔法][毒牙]を覚えました。』
うわあ!!ー!!なんだこの声!?!?
『神の声です。神から加護をあたえられたものを導くものです。』
そうか、これも邪神のおかげか、レベルもありえ無いほど上がってる。
こいつには鑑定能力があるのか俺が疑問に思ったことはすぐに答えてくれた。俺はまず、邪神の加護とはなんなのか、ここはどこで街に行くにはどうしたらいいのか、そんなことを質問した。
『邪神の加護とは邪神に祝福されたものに授けられる称号です。スキルを覚えやすかったり、レベルが上がりやすかったり、種族に恵まれます。』
まあ俺は悪魔がどんなものか知ら無いからなんともいえ無いがな
『1番近い街はリコティス街で、北に15㎞森を突き抜けたところにあります。』
金色の板が出てきた。どうやら地図だそうだ。
これはスキルか?ステータスを見てみるか。
〈オールウェイズ〉
LV10
種族:悪魔(狼型)
HP:120/120
MP:100/100
・スキル
邪神の加護
噛みつき
鑑定LV1
地形把握LV1
毒牙
闇魔法LV1
鑑定と地形把握のスキルを取得している。邪神の加護はすごい力だな。
レベルが上がったことによって闇魔法、毒牙も追加されている。体もいつの間にか80cmくらいだったのが120cmくらいまで大きくなっていた。
そういえば俺はどんな見た目してるんだ?
おお!自分自身を鑑定したのか姿が金色の板に映しとられている!
真っ黒な柴犬に、首に白いもふもふとツノを2本つけたような見た目だった。
これはかわいいな、、。
俺は取り敢えず街を目指すことにした。途中、スライムやゴブリン、オークなどがいたけど、すでにLV10の俺にとっては容易い敵だった。
フゥ___________
やっと着いたぜ。魔物でも入れる国であることを祈る。幸い俺はこんなにキュートな見た目だし、復讐を遂げたい帝国の犬以外は攻撃し無いつもりだ。
「あの、この街に入りたいんですけど」
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リコティス街-王国騎士団__
「なにぃ⁈Aランク級モンスターが確認されただと?それは確かな情報か、、!」
「はい。ここより南の森林で、オークを食べているブラックウルフが確認されました。魔族である可能性もあります。知性を持っているようでしたので」
「南の森は警戒するように。何か不審な動きが確認されたらすぐに報告しろ!」
この時リコティス街の騎士団は深刻な雰囲気になっていた。
Aランク級モンスターが確認され、それが魔族かもしれ無いというのだ。
モンスター、、魔物、魔獣、魔族が分類される。暗黒大陸からやってきたとされ人類の敵だ。
Aランク級モンスター、、、そう、モンスターには危険度を知らせる分類分けがあるのだ。
Eランク級→スライムなど
Dランク級→ゴブリン、コボルトなど
Cランク級→オーク、ロック鳥、アンデットなど
Bランク級→オーガ、トロールなど
Aランク級→魔獣(弱)サイクロプス、ハーピィなど
Sランク級→トレント、魔獣など
SSランク級→デュラハン、バンパイア(魔族)など
破壊級→街を一つ破壊するほどの力を持つモンスター
災害級→街を三つ破壊するほどの力を持つモンスター
伝説級→国を一つ破壊するほどの力を持つモンスター
神話級→討伐不可
まだ冒険者組合ができたばかりなので変動することがあるようだ。基本、同じランクの冒険者が依頼を受けることができる。Aランクの冒険者はリコティス街に5人、つまり魔獣、、、オールウェイズを倒すことができるのはこの街の精鋭のみということだ。まあ本人はこんなこと微塵も知ら無いんだが、、
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「うわあああああ!!!!!!!!」
「魔族だ!報告にあったAランク級のモンスターだぞ!」
門にいた住民や騎士はオールウェイズをみて一目散に逃げていった。
あれ〜?みんななんか小さいなあー。??
ちょっと待てよ、、
そういえば俺今レベル何だ?
俺は森に戻りステータスを確認する。
〈オールウェイズ〉
LV31
種族:悪魔(狼型)
HP:430/430
MP:560/560
・スキル
邪神の加護
噛みつき
鑑定LV2
地形把握LV1
毒牙
闇魔法LV4
風魔法LV1
火魔法LV1
おおー、、強くなってる!、、じゃなくて、
鑑定__
そういうことか、、
LV31の俺はすでに3mはあるどこからどう見ても魔獣の姿だった。
これは街に入るどころじゃないぞ、、、、
ピロン!
『人族との接触が確認されましたのでこれから人型になることができます。』
おおおおおお!!!神の声くん、君優秀じゃん!
よし、、、
人型__
体が顔白い光に包まれて小さくなっていった。
すげ!!!人の手だ!!
てか
二足歩行むず…
前世も今世も四足歩行のオールウェイズに初めての二足歩行は難しかったようだ。
取り敢えず今日は警戒されているだろうし、森に隠れて明日街に行こう。
翌朝
んー、よく寝た。
早速向かいますかねと、、
「すいません。この街に入りたいんですけど、、」
「わー!!!、!!何やってるんですかお兄さん、、!服はどうしたんですか!?」
あ、そういえば俺裸だったわ。
オールウェイズは騎士団に必死に言い訳をし、なんとか牢獄に入れられることを避けれた。
駐屯地で適当に服を見繕ってもらい、通行費の銀貨一枚を借り、なんとか街に入ることができた。
、、、、、、めっちゃ見られてる…この神と髭のせいか?
オールウェイズはボサボサの腰ぐらいまである長い髪に、顔が見え無いくらい髭が生えている、いかにも浮浪者の見た目だった。これはなんとかせねばと路地裏に入って魔法を使うことにした。
闇魔法-漆黒
髭を漆黒に吸収し、前髪を大雑把に切り髪は結んだ。こんな格好なら鬼人達が着ていた和服を着て見たいなと思うオールウェイズであった。
路地裏から出るとこれまた視線を感じる。黒い髪が珍しいのか?
鑑定__
、、、!これは!!!
恐ろしいほど美形だ。人族が好みそうな見た目だった、、!
俺は帝国の情報を集めるためにここにきたんだった。あと冒険者ギルドで登録して銀貨一枚は稼が無いとな。
そうして俺はドヤ顔で冒険者ギルドに向かうのだった。
読んでくださりありがとうございます♪




