97、読書 (1987年)昭和62年 中学2年生
ロリ巨乳生徒会長として学校で活躍している。僕が会長で三花ちゃんが会長補佐として。
今日も生徒会の会合で会議が有った。
今回の議題は『読書週間について』であった。
中学生ともなると、日々の予習、復習や宿題。または部活動で忙しくて読書をする時間が余り無い。
活字を読む習慣を身に着けて、色々な書籍を読んでもらいたい。
そんな期待を胸に1週間の読書週間を設けて、1日にどれだけ読書して活字を読んだか報告してもらい、
表彰すると言う企画が考えられた。
≪雄蔵さん、今日もその小説を読んでいるのね。≫
≪そうだね、三花ちゃん。このシリーズは前々世の頃好きな本で途中までは揃えていたけど、追いきれなくなったり処分されてしまってね。もう一度読みたかったし揃えてみたくなったのさ。≫
家や仕事場で僕が読書していると三花ちゃんに聞かれた。
勿論、その日の予習、復習や宿題は済ませてある。
≪そう言う三花ちゃんは何か読書したの?≫
≪私も読んでいるわよ。≫
≪どういった本だい?≫
≪前世で雄蔵さんが楽しそうに読んでいる本達ね。それにまだ読んだ事の無い本を購入してるのよ。≫
≪ふ~ん、そうなんだね。≫
≪ちなみにちゃんと私も宿題や予習、復習は済ませてるわよ。≫
≪それは良かった。僕達が見本とならないといけないからね。≫
≪そうよね。≫
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1週間が経ち、1週間の読書ページを全校生徒にアンケートで聞いた結果、やはりと言うか部活動で忙しくて読む暇が無かったので少量の読書ページだったと申告して来た者が多数いた。
反対に帰宅部等で時間が有り余っている生徒もいて大量のページを読んでいる生徒もいた。
それらは集計されてランク形式で読書量の多い者の発表がされた。
帰宅部の人が上位におり、僕と三花ちゃんはかなり上位におりトップ10内に入っていて言い出しっぺの面目がなんとか保たれた。
他にも生徒会役員の人も上位にいて、ちゃんと読書してくれたんだと安心した。
教科書や参考書以外の活字を読む習慣を身に着けてもらえるとこの企画を考えた身としてはありがたい。
中には塾等で忙しくて読む暇が無かったと言う生徒もいた。
忙しいのは分かる。勉強や部活、塾だけでは無く、息抜きも必要だと言いたかった。
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