88、学販購入 (1986年3月)昭和61年 小学校卒業後~中学校入学式直前
1986年(昭和61年)3月小学校卒業式の翌日、僕と三花ちゃんは中学校の制服、体操服、諸々の採寸をしに制服専門店に来ていた。
男子生徒になる『雄蔵』である三花ちゃんは黒色の学ランにスラックス、白色のカッターシャツ、また体操服用のジャージの上下、ついでに学生鞄も購入した。
結論としては規格通りのサイズが豊富にあり購入に困らなかった。
続いて女子生徒の『三花』である僕は学校指定のセーラー服。
冬服には紺色を基調とした基本の3本の白線が襟と袖口に付いており、スカーフは白色で胸当てもついている。
スカート丈は膝下と定められており採寸した。
学校指定でセーラ服の下にブラウスを着込む事になっており、丸えりの長袖ブラウスを準備する。
中間服として長袖丸襟ブラウスにベストとリボンタイが使われていた。
夏服は夏用の半そでタイプの白地のセーラー服である。
襟と袖口は紺色で白色の3本の白線。
体操服は男女共に冬場はジャージ。男子は青、女子はえんじ色。
夏場は男子が白色の短パンで、女子は紺色のブルマ。
また白色の靴下や運動靴、上履き、外履き等多岐にわたって学校指定の商品を購入する。
ただ、僕の場合は既存のサイズで合うのは下半身に着用する物。
つまり、スカート、ブルマ、ジャージのズボンは130cm用で事足りた。
問題は上半身。小学5年の身体測定の段階でGカップだったが、成長著しくKカップあり、約2年で4サイズ大きくなったと言える。
2、3セットずつ購入する。これらは洗濯の事も考えての事である。
色々な製品のオーダーメイドの為に採寸される。
「お客様、なんて形の良い胸部をされているのでしょう。」
「ありがとうございます。」
胸部を中心に腕やひじの長さもろもろを念入りに採寸されていく。
「お客様のデータ、貴重なサンプルとして保存させて頂きます。」
「貴重だなんておおげさな・・・。」
「いえ、大変貴重です。」
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「三花ちゃん、もうそろそろいいかしら?」
お母様が声を掛けてくる。
「はい。店員さんに確認してみますわ。」
僕が答えると、
「大変お待たせ致しました。採寸は全て完了しました。後は納期についてですがあいにくお嬢様の場合はオーダーメイドとなるのでお時間をいただく事になるかもしれません。」
「どのくらいかかりそう?」
「2週間程かかりますね。」
「では大至急制作をお願いします。」
「かしこまりました。」
お母様と店員さんが会話をしている。
僕は『やれやれ、やっと終わった・・・。でも次は下着の採寸なんだよな。』と心で思っていると、
お母様がこちらに来て、
「三花、雄蔵。お目当ては購入出来たし今日はもう帰宅するとしますか。
三花ちゃん、明日下着を作成しないといけないわね。」
「はい、お母様。」
学校指定の白いショーツとブラジャーのセットを作成しに翌日下着屋に向かう。
「お客様のサイズでしたらオーダーメイドになります。」
「ええ、もちろん考慮済よ。」
「デザインは無難なやつでシンプルなものがいいです。余り派手だと目をつけられそうだから・・・。」
「そうね、三花ちゃんの言う通り無難なシンプルなデザインでお願いします。」
「お嬢様はフルカップブラが合いそうですがいかがしましょうか?」
「もちろんそのつもりです。」
「では2、3セット、ブラジャーとショーツのセット、色は白色を購入致しますわ。」
「ご購入ありがとうございます。
そうこうしている内にどんどん日々が過ぎて行き、中学校入学式直前まで迫ってきた。
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