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82、髪型談義 (1980年4月上旬~) 小学1年生

 1980年4月上旬、身体測定が行われた。

男女別々に測定されて、僕と三花ちゃんは後からお互いに確認したら、身長115cm、体重21㎏で同じであった。

 これは普段からの筋トレによる物だが、男女の筋肉の付き方の違いが出ているらしい。

僕の場合は漆黒のロングストレートの髪の毛の分も加算されている。


 「三花ちゃんと雄蔵君、さすがは双子だね。身長も体重も同じだなんて。」

身体測定が終わった後、クラスメイトの1人からの指摘だ。


 「そうなるね。単なる偶然だよ。」

三花ちゃんが答える。


 身体測定の結果を経て、おおよその見た目で並び順が決まっていたが、正式に測定結果で並び順が何人か変更された。

 ちなみに僕達は大体中間くらいで偶然にもクラスの男女が身長順番に並んだら僕と三花ちゃんは隣通しになり、体育の時間の男女ペアで組む時は毎回同じく組んだ。

 

 見知らぬ人よりも気心知れた三花ちゃんと僕はお互いにストレッチをしたり運動したりして気が楽であった。


 ちなみに、男子は指定の体操服の上着と短パン。女子は指定の体操服の上着とブルマであった。

体育館ではうち履きを履き、校庭等では指定の外履きに履いて体育の授業を受けた。

 冬場は男女共ジャージを着用していた。


 僕と三花ちゃんは普段から身体を鍛える為にストレッチ運動等している為身体が柔らかく、

担任の先生からお褒めの声を受けた。

でもそれに慢心はしない。常日頃から身体作りに励んでいた。


 この体育の授業の僕の髪型はロングのストレートのままやポニーテール。又は三つ編みにしたりしていた。

 三花ちゃんは普通の髪型であり、髪型をいじれないのが残念がっていた。

でも、僕と三花ちゃんは秘密がある。

 すなわち、僕である三花ちゃんの身体を通して、肉体は雄蔵としての本来の僕の身体ではあるが、

三花ちゃん自身の魂が同居しているので五感を感じる事が出来てたまに本来の身体の持ち主である三花ちゃんに髪型を任せたりした。

 反対に僕の場合は普通の髪型にくしを通して五部分けや六四分けしたりした。

 

 毎日の髪型は三花ちゃん主導にして梳いて(といて)貰ったりする事が多いが僕のリクエストをする事もある。

 1人ではだめな場合はお母様にしてもらっている。例えば『ツインテール』類は。

『ツインテール』と言う単語を始めて聞いた時の反応はぽかんとしていたが、髪型の形のイメージを伝えたら把握して貰えた。


 昔で言うお下げみたいな物だと認識してくれた。


 クラスメイト達は今日の僕の髪型はどの様なものだろうか?そういう興味が深々とあり、

僕や三花ちゃんは工夫を凝らして髪型をいじって登校していった。

 髪型は僕の前々世や前世での記憶を頼りにしている。

だからか、ある日は今の時代ではまた一般に浸透していない髪型をしていき注目を浴びてしまった。

 

 例えば、髪の毛だけで結んでヘアピンやヘアゴム等がいらない髪型をしていき、どの様にしているのか聞かれた。

 

 「例えば、今日の髪型の『三つ編みアレンジ』は、最初髪を途中まで三つ編みして行き、毛先を長めに残して髪の毛の束をくるりと中に入れるのよ。根本からの三つ編みしていく途中で毛先の方も三つ編みが出来るの。その間の穴に入れると言うわけね。

そうして毛先の方の三つ編み部分を引っ張ると、ヘアピンもヘアゴムも要らない『三つ編みアレンジ』というのが出来るのよ。」


 一度僕は自分の髪型を戻して、1からこうなるのよと説明しながら実践をする。


 「わあ~すごい。すごいよ三花ちゃん。これなら確かに自分の髪の毛だけで出来るね。」

 「どういたしまして。」

 「他にはどの様な髪型が有るの?」

 「ごめんね。私も練習中なのでよくわからないんだ。」

 「でもありがとう。この髪型可愛いね。」


 クラスメイトの女子と僕の会話。


 ≪雄蔵さん、私の髪型色々おしゃれありがとうね。≫

 ≪なあに、お安い御用さ。三花ちゃんの魅力をもっと発揮させようと思ってるからね。≫

 ≪期待してるわ、雄蔵さん。≫


 さあて、明日はどの様な髪型にしようかな?今から楽しみだ。

 

閲覧していただき誠にありがとうございます。


m(_ _)m



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