66、健康診断 (1992年4月)大学1年生
1992年4月上旬、身体検査が行われた。
『今度こそ身長少しでも伸びたらいいな・・・。』
結果は身長130cm、体重45.2㎏、バスト110.3cmのPカップ(トップとアンダーの差、約47.5cm)、ウエスト40cm、ヒップ70cmで、身長は相変わらず伸びなかったが胸部は更に成長していて検査員からは「形の良い胸部ですね。」と言われた。
衣服も含め下着は上下お揃いのデザインにする為、オーダーメイドにしている。
洗濯するのも考慮して最低でも3セット準備する必要がある。
「鏡原さん、とても素敵なプロポーションしていますね。」
「ありがとうございます。」
検査員と僕との会話。
「肩こりとか姿勢等大丈夫?」
「太目のストラップ(肩紐)とブラジャーのホック部の段が5段あるのでなんとか軽減されています。
姿勢もまっすぐになる様に普段から心がけています。」
「そうなの?なら安心ね。」
検査員の方は僕の事を心配してくれているのか質問してくる。
それを答える形式で色々検査された。
ついでに胸部の重さを計ると合計約8㎏あり、あまりの重さに心配された。
手脚はほっそりとしており、カモシカの様な脚だと褒められた。
これらは昔から筋力体操しておりプロポーションに気を使っていた為だと思う。
「鏡原さん、乳製品好きではありませんか?」
「はい。毎日牛乳1ℓ1パックは飲みますね。後、鳥の胸肉とか好きで好んで食べています。」
「バランス良い食事を心掛けているのよね?」
「はい、そうなりますね。あと仕事柄遅くなる事もありますが睡眠時間を多めに取る様にして健康的生活を乱さない様に心掛けています。」
「そう。ありがとう。とても為になったわ。」
「どういたしまして。」
検査員と僕の会話は続いた。
「成長の為の栄養は身長に行かずに胸部に行ってるのかしらね?」
「それはどうでしょう・・・?でも小学生の頃から身長の成長が止まりその代わりに胸部がどんどん豊かになり、綺麗な形を維持していると良く言われます。」
「鏡原さん、ごめんなさいね。貴女みたいなお人形さんみたいに可愛いくて胸部が主張してる子は珍しいから奇異な視線にさらされるかもしれないけど、もしも困った事があったら相談してね。」
「はい。ありがとうございます。」
その事柄は小学生の頃から芸能事務所の社長からも支援の申し出があり、困った事があれば事務所が全面的にサポートしてくれると両親との約束でもあった。
奇異な視線は皆、観て観ぬふりをするようにチラ見しては視線を逸らす事が度々あったと今にして思う事が有る。
前世で女性は男性の視線にさいなまれたりして苦労すると言う話を聞いていたが、自分に降りかかるとまさにつらい気持ちで一杯だ。
でも僕は小さい頃から芸能活動させて頂いていたので視線には慣れている・・・と思う。というか思いたい。
そうして今日の健康診断が終わり私服に着替えた。
無難に紺色のスカートと白いブラウスと紺のジャケットと紐リボンの恰好で当り障りの無い恰好をしていた。
帰宅時に迎えの車を待っていると、視線を感じた。
僕に話しかけようか迷っている感じの様であり、僕の方をただ見ていただけかもしれない。
その様にしている内に時間が過ぎて行き迎えの車に乗り込み、大学を後にした。
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