表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

65/188

64、憧れの声優業ととある格言 (1992年3月)

 高校卒業後も変わらず芸能界活動で頑張っている。

 

 僕が進学する大学側では僕が入学する為防犯体制や盗撮、諸々の諸問題を未然に防ぐ為に対処しているらしい。

昔僕が提案した、不審者が学校敷地内に侵入する事を防ぐ為に登下校の時間以外は校門を閉める策が徐々に広まりつつあるらしい。

まあ、僕が言う前から導入していただろうとは思うけど。

TVのニュース等で聞くにはあまりそういう事は想定されておらず僕のアイディアは画期的だったと聞く。


 1992年3月の時点では前世通りいわゆるバブル経済が崩壊しており株価も急激に下がったりしてなんとか僕も仕事にありついている状態であった。

まさにイケイケドンドンの時代は過ぎ、今後同級生の方々は就職氷河期時代に突入すると思われる。

 昔小さい頃にお父様に色々な銘柄に株式投資する様に助言していたが、なんとか前世と同じ様に成長してくれており、バブル経済最高潮の頃に株をいったん売却していたのでなんとか被害が少なくて済んだ。

今後の株価の動向が悩ましい・・・。


 芸能界活動でも色々と仕事をこなしマルチタレント化していっている。

前世から憧れていた声優の仕事も与えられた。

いわゆる芸能人を出すと言う事で話題性作りの一環であった。

それでもなんとか棒読みとか批判されない様に練習して声優業に挑んだ。


 「『みかん』ちゃん、OK!」

 「はい。ありがとうございます。」


 ブースで僕は声を収録していて音響監督並びにディレクター、監督の方々が見守る中プロの声優の方々と共演させて頂いた。

憧れていた声優の方々。まだ新人の子もいたけど将来売れっ子になる方も大勢いらっしゃる。

僕は今の内にとサインをねだると了承してくれて、代わりにお返しとして僕もサインを書いた。

 

 思えば声優業界も元を言えば芸能人の方が声を吹き込んでいたらしい。

その頃から活躍していた大御所の方々と親しくさせて頂いている。

 

 プロの声優に憧れていたけど夢のまま終わった前世の自分。

だが、今回はなんとか声優の卵としても活動して行きたいと思う。

 まさに歌って踊れて、しゃべりもうまいそんな三花ちゃんの高スペックの身体は前世では成しえなかった事柄に挑戦し続けさせてもらっている。


 ≪三花ちゃん、ありがとう。色々夢を観させていただいて。≫

 ≪どうしたの?雄蔵さん、改まって。≫

 ≪いや、三花ちゃんになって前世では成しえなかった事柄にいくつも挑戦できるからさ。

それに実現出来てる。≫

 ≪それは雄蔵さんの努力も結晶よ。≫

 ≪それはどういう意味?≫

 ≪雄蔵さんの成りたいと思う気持ちの表れで色々と努力しているのは私は知っているからね。≫ 

 ≪ありがとう。≫

 ≪貴方も覚えているはずよ。≫

 ≪え?何をだい?≫

 ≪前世で聴いていたラジオのパーソナリティーの格言を。≫

 ≪なんだっけ?≫

 ≪『夢+努力=現実』という格言よ。≫

 ≪ああ、そうだね。思いだしたよ。≫

 ≪だから雄蔵さんの思いで努力した結果が今なのよ。≫

 ≪そうだね。たびたびありがとう。≫

 ≪どういたしまして。≫


 そうこうして色々仕事をしている内に大学入学式が近づいてきた。



『夢+努力=現実』と言う格言は、昔聴いていたラジオパーソナリティーの方の格言になります。

覚えておられる方もいらっしゃると思いますが、引用させて頂きました。

この場を借りてお礼を申し上げます。

「ありがとうございました」

m(_ _)m


面白い、続きが読みたいとお思いの方はお手数だけど、

下の星の所から評価をよろしくお願い致します。

面白ければ☆5を。つまらないとお思いの方は☆1を。

またそれ以外の方は☆4~☆2をお願いします。

またブックマーク、感想を記入していただけると多いに励みになります。

何卒よろしくお願い致します。


m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ